美か醜か

 

樂吉左衞門の茶室。(写真提供:竹中工務店より)

 

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深い軒と波をイメージした石の縁が水面への広がりをつくります。

露地、寄付き、腰掛、小間と長い道行きを経た先にあるこの茶室。

 

考えに考え抜かれた空間は、

世界中から集められた厳選素材によって構成されています。

 

贅を尽くしたその趣向は、市中の閑居とはむしろ対極を為します。

比類すべきは秀吉の黄金の茶室。

この空間にあるのは、果たして美か醜か?

 

2011.3.18 設計事務所 TIME

美しさの仕掛け

 

美しさに仕掛けあり。

 

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再び、京都視察からのレポートです。

佐川美術館のカフェのサービスカウンター、

ここにも様々な仕掛けが見られます。

 

カウンターの高さは、通常よりやや高め、

中の厨房が見えないようになっています。

 

バックカウンターは、人の背の高さに抑えられ

空間の抜けを作り出しています。

さらに、間接照明を仕込ませるなど

空間を気持ちよく見せる仕掛けが満載です。

 

2011.3.17 設計事務所 TIME

 

食事も大事

 

おいしいそばをいただきました。

 

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建築視察といいながら、まずは腹ごしらえ。

美術館のレストランやカフェは、どちらかというとおまけのような場所で

料理もきどっているわりにおいしくなかったりします。

 

以前、NYのメトロポリタンやMOMAへ行ったことがありますが

レストランはとてもアクティブで楽しい場所です。

 

美術館に行ったら、そこで過ごす時間のすべてを心地よく味わいたい。

そんな思いを佐川美術館は満たしてくれているようです。

落ち着いた空間で、おいしい時間を頂きました。

 

2011.3.11 設計事務所 TIME

 

 

すべてが、美しくあれ

 

整然と並んだ椅子たち。

 

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佐川美術館にあるカフェの待合の風景です。

椅子に座ると、ガラス越しに豊かな風景を望むことができます。

「すべてが、美しくあれ」と願わんばかりの ”しつらえ” です。

この ”しつらえ” から、この美術館のポリシーがにじみ出ています。

 

2011.3.10 設計事務所 TIME

佐川美術館

 

大きな空と広がる水盤。

 

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滋賀県にある佐川美術館

広大な敷地の中につくられたのは、贅沢な水面。

この広い場所をあえて建物で埋め尽くさず、庭としても作りこまず、

ただただ、単純に水だけで表現し切っています。

 

表現の材料を絞ったところに生まれるのは「大いなる余白」。

この余白がこの場所にクオリティを与えています。

 

2011.3.9 設計事務所 TIME