時の建築

地域NEWS号外NETというサイトに「湯や 晴ル音」の記事が出ていました。
(写真は改修前の閉鎖した旧湯野荘)
 
記事では、リニューアルされた施設やカフェメニューの紹介などとともに
足湯カフェでの体験がレポートされています。
 
その中に次のようなコメントがありました。
 
 
 「ゆったりと時が流れ、思わず時間を忘れてしまいます」
 
 「足湯だけでしたが、すごくリフレッシュできました」
 
 
まさに、自分がデザインしたかったことを
記者の方が実感してくれていたのが、とてもありがたい思いです。
 
今回、設計にあたってこだわったのが、
湯野という地がもっているおだやかな環境に溶け込むこと、
そして、その環境でゆったりとすごせる時間をデザインすること。
 
一般的に建築は空間をデザインするものと思われていますが
私にとっては、そこで体験する時間や体験から生まれる記憶を
デザインすることでもあります。
 
湯や 晴レ音 は 「時の建築」 でもあるのです。