自然とともにある

禅林寺(永観堂)、総門をくぐり、中門への参道
東山を背景に、新緑のカエデがとても鮮やかです。
 
それにしても広々としたアプローチで
緑あふれるこの空間がとても清々しい気持ちにしてくれます。
 
 
 
 
玄関を抜けると緑あふれる中庭が現れます。
 
これは人の手によって生み出されたいわば「擬似自然」
しかし、その風景は限りなく本物に近く、作為が薄められています。
 
 
 
 
 
 
中庭へ大きく開いた釈迦堂の深い軒と縁側。
 
古来から日本人は生活のそばに自然を引き寄せて暮らしてきました。
そして、ただ単に自然に寄り添うだけでなく、
様々な手を加えて生活文化にまで引き上げてきたのです。
 
日本人が脈々と築いてきた自然とともにあるくらし、
忙しいこの時代だからこそ、その豊かさが深く感じられます。