古民家の実測調査

 

赤褐色の石州瓦が印象的な山間いの古民家
 
右手前に長屋門、左奥に大屋根の主屋が建ち
後方の山を背にした風格ある佇まいです。
 
家主さんのお話では築200年ほどの歴史ある旧家とのことで
今回、建築士会新南陽市部の事業として実測調査を行いました。
 
 
 
 
 
 
正面左脇から見たところ
敷地いっぱいに設けられた石垣と板塀も景観の重要な要素になっています。
 
 
 
 
 
 
南東方向に大きく開口部が設けられた主屋の座敷
 
間口いっぱいの庭とその先の山間の風景に面した座敷は
古民家ならではの風情と開放感のある心地よい空間です。
 
 
 
 
 
 
座敷部分の実測を行っているところ
二間続きの座敷全体で全長や柱間、開口寸法などをチェック。
 
その他の部屋も同様に
一部屋ごとに寸法を測り図面に起こしていきます。
 
地域の歴史としても貴重な民家なので
当時の建築様式とともに資料にまとめることで
今後の保存や活用などに生かすためのデータベースを作成します。