夏の沖縄31

中村家住宅の軒下空間、その軒を支える柱は雨端柱と呼ばれていて「チャーギ」という丈夫な木を製材せずにそのまま使うそうです。台風の風や雨から深い軒を守る土着の知恵が異彩を放ちます。2014.7.18 設計事務所 TIME




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中村家住宅の軒下空間、
その軒を支える柱は雨端柱と呼ばれていて
「チャーギ」という丈夫な木を製材せずにそのまま使うそうです。
台風の風や雨から深い軒を守る土着の知恵が異彩を放ちます。



桂、再訪

大津島の茶室の参考にするため、桂離宮へ。20年ぶりの訪問になります。前回は1年の海外視察のすぐ後だったので、海外のスケール感に比べてミニチュアのように感じましたがさすがにそのスケール感覚も覚醒されて、身近に感じます。今回 … “桂、再訪” の続きを読む




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大津島の茶室の参考にするため、桂離宮へ。
20年ぶりの訪問になります。

前回は1年の海外視察のすぐ後だったので、
海外のスケール感に比べてミニチュアのように感じましたが
さすがにそのスケール感覚も覚醒されて、身近に感じます。

今回気づいたのは、細部にこめた洒落た遊び心、
それと、何とも心地よい風通しのよさ。
昨日の京都は気温34℃、
猛暑のなかでも軒下には心地よい風が吹く、
軽快さと爽快さを兼ね備えていました。


何気ない風景@瀬戸浜

渡船場から見えるテトラポットの風景。機能を超えたかたちと言えばいいでしょうか・・・もちろん、後ろの家を守るのが本業なんですが堤防を境にした近代土木と原風景のスリルな関係がリアルです。2014.7.15 設計事務所 TIM … “何気ない風景@瀬戸浜” の続きを読む




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渡船場から見えるテトラポットの風景。

機能を超えたかたちと言えばいいでしょうか・・・
もちろん、後ろの家を守るのが本業なんですが
堤防を境にした近代土木と原風景のスリルな関係がリアルです。


今週の現場

大津島の現場まで徳山港から巡航船で30分。しばらくこの船での行き来が続きます。屋根工事が完了、銀色のトタン板が目にまぶしい。この屋根も風雨にさらされて熟成していきます。3.6mの大開口の枠となる鴨居がつきました。梁も柱も … “今週の現場” の続きを読む




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大津島の現場まで徳山港から巡航船で30分。
しばらくこの船での行き来が続きます。



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屋根工事が完了、銀色のトタン板が目にまぶしい。
この屋根も風雨にさらされて熟成していきます。


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3.6mの大開口の枠となる鴨居がつきました。
梁も柱もまっすぐではないので、合わせるのが大変ですが
うまくつけてくれました。




夏の沖縄30

シーサーを正面から見る。悪霊を追い払うにふさわしい険しい表情、近づくと噛みつかれそうです。でも、どことなくユーモラス・・・2014.7.11 設計事務所 TIME



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シーサーを正面から見る。

悪霊を追い払うにふさわしい険しい表情、
近づくと噛みつかれそうです。

でも、どことなくユーモラス・・・

末武下の家、外観のスタディ

二つの家型が寄り添うかたち。末武下の家での外観のスタディ。敷地の区画割りと方位の角度のズレをそのまま造形に生かしそれに対し、単純な切妻屋根で環境に馴染ませつつも、多面的な風景をつくる。このかたちを基本形にデザインをアレン … “末武下の家、外観のスタディ” の続きを読む




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二つの家型が寄り添うかたち。

末武下の家での外観のスタディ。
敷地の区画割りと方位の角度のズレをそのまま造形に生かし
それに対し、
単純な切妻屋根で環境に馴染ませつつも、多面的な風景をつくる。
このかたちを基本形にデザインをアレンジしていきます。




伊勢・京都視察17

注連縄によって囲われた依り代。その中には何もありません。いや、何もないのではなく、何も見えないだけ。目には見えないけれど大事な場所なのです。2014.7.9 設計事務所 TIME




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注連縄によって囲われた依り代。

その中には何もありません。
いや、何もないのではなく、何も見えないだけ。
目には見えないけれど大事な場所なのです。


週末連載 スイス・ドイツ65

こちらのカフェもスタンバイOK整然と並んだ折りたたみの椅子とプランターにはモダンさとカジュアルさがバランスし、店のセンスが現れています。ここに人が座ると一気にまちの風景が豊かになる、カフェテラスはまさにまちの舞台装置です … “週末連載 スイス・ドイツ65” の続きを読む




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こちらのカフェもスタンバイOK

整然と並んだ折りたたみの椅子とプランターには
モダンさとカジュアルさがバランスし、店のセンスが現れています。

ここに人が座ると一気にまちの風景が豊かになる、
カフェテラスはまさにまちの舞台装置です。




夏の沖縄29

中庭をL字に囲い込む。左が母屋で右が客間です。それぞれ、エリアは明確に分けられながら中庭という自然を介してつながり合う。この「ほどよい」つながり方が非常に心地よい。2014.7.4 設計事務所 TIME




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中庭をL字に囲い込む。
左が母屋で右が客間です。

それぞれ、エリアは明確に分けられながら
中庭という自然を介してつながり合う。
この「ほどよい」つながり方が非常に心地よい。

伊勢・京都視察16

五丈殿、柱の足元。掘立柱は地面に接する部分が傷むのでその部分だけ新しい檜材で継いであります。全部新しくしたほうがすっきりするかもしれないけれど柱を丸ごと取り替えることをせず、古くても使える部分は残す。必要な分だけ取り替え … “伊勢・京都視察16” の続きを読む




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五丈殿、柱の足元。

掘立柱は地面に接する部分が傷むので
その部分だけ新しい檜材で継いであります。

全部新しくしたほうがすっきりするかもしれないけれど
柱を丸ごと取り替えることをせず、古くても使える部分は残す。

必要な分だけ取り替えて、新旧の表情が混ざりあう様も悪くない。
L型に継がれたその形も興味深く、なにか蓄積されたものを感じます。