シマとミナト




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来週の連休に行われるイベント、シマとミナト

大津島の石柱庵にて内田鋼一さんの個展が行われます。
内田さん自身がプロデュースした茶室(2015グッドデザイン賞受賞)
での個展で、県内では唯一となります。

前庭にてガマの群生地を眺めながらの、お茶のサービスを行います。
また、瀬戸浜港の日日BARで軽食とお飲み物もご用意しております。
ぜひ、大津島にてゆったりとした休日をお過ごしください。

日時:10/9(日)10/10(月) 10:00〜16:00

場所:周南市大津島近江地区

詳しくはプログラムOZのHP、またはイベント情報

プログラムOZ HP  http://www.program-oz.com


野村の家、撮影




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ネコもくつろぐ吹抜けのリビング

野村の家のお引き渡しから1ヶ月が過ぎ
家の中が整ったところで竣工写真を撮影させていただきました。

ニュートラルな空間にお気に入りの家具が納まり
人もネコもリラックスできる雰囲気になっています。

SANAAのS-HOUSE




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SANNAのS-HOUSEを見学してきました。

1997年の作品なので完成して20年近くが経ちますが
その表現性は今見ても先鋭です。

ローコストの二世帯住宅としてデザインされた住宅が
今年、S-HOUSE MUSEUMとしてリニューアル、
ミュージアムとして一般に公開されました。



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中に入るとまず外周をめぐる吹抜けの回廊
細く背の高い空間には半透明の波板を通した光が注ぎます。




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空間の出隅部分
構造上の柱がない、光があふれる浮遊する空間です。




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2階部分はすべて開閉可能な建具、
スリット状に光が差し込みます。




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1階の個室は一部屋に一人ずつ、アーティストの表現空間になっています。




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和室には、南面の建具を床の間に見立てた作品が飾られています。





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トイレもリアルな展示空間に!




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1階のギャラリーを一通り見たところで2階のリビングへ
階高2.5mのため、2階がとても近く感じます。




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2階のリビングもほぼ原形のままにとどめ、
そこにアート作品が同居しています。

住宅としてデザインされたS-HOUSE、
それがいかにしてミュージアムに生まれ変わったのか?
今回、館長の花房香さんからその経緯をお聞きすることができました。

花房さんが目指す「前方視的ミュージアム」
作品の一つ一つにはリアルな社会性があり、
小さいミュージアムながら、生き生きとした表現が感じられます。

住宅としてデザインされながらも
ニュートラルでかつ唯一無二の固有性のある空間は
ミュージアムとしても十分機能しています。

建築としての強度が時代を乗り越えていくことを
この建築は十二分に示しています。

リアルなアートと見事に溶け合って社会とともに進化を続ける、
このミュージアムの今後が楽しみです。


S-HOUSE MUSEUM






週末連載 台湾16




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寿司鶴の看板がありますが、ここは台北、市場の風景です。

龍山寺のある界隈は台北の中でも歴史が古く
今も下町の雰囲気が残っています。

ローテクで濃密、ウェットで生々しいこの空間は
都市の近代化とともに絶滅危惧種となりつつあります。

ただ、市民の暮らしの根源として、
このデープな空間性はこれからも生き延びるのではないか・・・
根拠はないですが、台湾人にはそんなスピリットを感じます。

獺祭ストア本蔵店、内覧会




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旭酒造の新な直売所、「獺祭ストア本蔵店」

以前、かわうそ亭という蕎麦屋で使われていた建屋を大幅にリノベーション、
設計は時の建築家、隈研吾氏です。




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軒のデザインがポイントという隈さん、
入口は頭が当たらないギリギリの高さまで低く抑えています。




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内部は淡い色合いの和紙に覆われたやわらかい空間
特注の照明も和紙でできているそうです。




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極め付きは元の骨組みをすべて和紙で包んでいるところ。
長ほぞに鼻栓差しの凹凸まですべて和紙で包んでいます。
徹底して和紙の質感で統一されています。




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川沿いの開口部の外には木の縦格子、そして屋根も同様の格子貼り
外観は隈さんの定番、スラットで構成されています。

今回、リノベーションされた建物はとても斬新かつ繊細、
モダンでかつ日本的な柔らかさを持っています。

惜しむらくは、
築100年以上建物の歴史が新しいデザインで漂白されてしまっているところ。
話題性とインパクトとしてのデザインとしては十分に応えていますが
デザインとしての持続性には限りがありそうです。



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こちらは旭酒造の本社ビル

隈さんが言われる里山のイメージとはほど遠いものですが
世界戦略を勝ち抜くための駆け足の状態が今の風景です。

世界展開を成就した暁には、
「獺祭が作られているのはこんな風情のある場所なんだ」と共感できるような
里山として誇らしい場所となるよう、足元を固めて欲しいと願います。


週末連載 台湾15




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台北に残る歴史的建造物、剥皮寮。
1階の道路側は、やはり吹きさらしの歩道になっています。

赤褐色のタイルの床、アーチの連続、木製格子の引戸、天井の照明など・・・
まるで現代都市と清の時代をつなぐタイムトンネルのようです。

インテリアのスタディ




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秋穂東の家、インテリアのスタディを進めています。

今回は設計期間に余裕があるため、模型でチェックしていきます。
パースも手軽で良いのですが、ミニチュアでも3次元で確認できるのは大事です。

空間の奥行きや間合い、光の回り方、素材感のバランスなど
いろいろなことを確認しながら、様々なパターンを試していきます。

週末連載 台湾14





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台北のまちに突然現れた特異な風景

龍山寺のある万華区に残る歴史的建造物、剥皮寮。
清朝の時代までたどる建物は、開発が進む台北のまちでは貴重な存在です。

それにしてもアクのあるデザインです。
現代のペラペラな街並みにはない凄みをもっています。

上遠石の家、完成





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上遠石の家リフォーム、完成です。

広いわりには煩雑だったキッチンスペースを整理、
左側にカウンターキッチンを集約し、庭側の明るい場所にワークスペースを確保。
キッチン背面にはカウンター下に隠せる収納も充実しました。

ワークスペースにはパソコンを置いて仕事ができる広いカウンターと本棚、
カウンター下には既存家具を再利用してはめ込んであります。



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キッチンから庭を見たところ

庭の木々には小鳥がよくやってくるそうで
これからは庭を眺めながらの料理が楽しめそうです。




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ちなみにこちらはリフォーム前の状況

リフォームにあたり、かなりの断捨離をしていただき(笑)
かつ、適材適所の収納を用意しました。
今後は、頭も心もすっきりと過ごせるのではないかと思います。




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庭に囲まれたようなキッチンスペースは明るく、
どちらを向いても緑が感じられる心地いい場所になりました。




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キッチンはスペースの関係でL型に構成
カウンターは白の人工大理石、収納部分はシナの生地仕上




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キッチンを正面から見たところ

右奥が敷地形状の関係で斜めにカットされているため
使いにくいスペースですが、可能な限り収納スペースを確保しています。




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キッチンカウンターの横には食器棚と家電収納を造付
必要なものがきちんと納まるようスペースを整えています。




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キッチンカウンター下は引き出し収納を充実

こちらも使えるスペースは可能な限り有効活用しています。
料理の際の汚れに配慮し、
掃除のしやすい樹脂の白いパネルにステンレスの引手をつけています。




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冷蔵庫を置くスペースの奥には天井までのスライド収納

わずか25センチの狭いスペースですが、ここも無駄にはしません。
食品庫としてしっかり働いてくれそうです。




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リビングダイニングのスペース

オーガニックなカーテンがついて落ち着いた空間になりました。
(カーテン製作取付:ECRUHOME)

ここにはテーブルや椅子、テレビボードなどが置かれる予定ですが
現在はまだ製作中、完成は11月ごろになるそうで
家具が揃ったときの雰囲気がまた楽しみです。