茶室プロジェクト、竣工式

茶室アプローチについた「石柱庵」のプレート。晴天の大津島で茶室の竣工式が行われました。プロデューサーの内田さんから茶室のコンセプトやこれからの展開について説明、聞き入る参列者の方々。竣工式も滞りなく執り行われました。茶室 … “茶室プロジェクト、竣工式” の続きを読む




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茶室アプローチについた「石柱庵」のプレート。
晴天の大津島で茶室の竣工式が行われました。




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プロデューサーの内田さんから茶室のコンセプトや
これからの展開について説明、聞き入る参列者の方々。




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竣工式も滞りなく執り行われました。

茶室の完成で、まずは第1段階が無事終了です。
これから5月31日のオープニングに向け、準備が始まります。





春かすむ

春がかすむガマの群生地外構も整えられた茶室全景10日もすれば手前の桜がほころびそうです。今回は大工の造作工事と建具工事です。庭側の大開口をまもる雨戸、屋根と同じトタン板でこれからの風化を楽しみます。2015.3.17 設 … “春かすむ” の続きを読む




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春がかすむガマの群生地



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外構も整えられた茶室全景
10日もすれば手前の桜がほころびそうです。



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今回は大工の造作工事と建具工事です。
庭側の大開口をまもる雨戸、
屋根と同じトタン板でこれからの風化を楽しみます。

最大の難所

がまの群生地昨日も寒かったけど、春はもうすぐ目の前茶室の入口からのトリミング三和土と飛び石私が他の仕事で忙殺されている間に左官の福田さんがきっちり仕上げてくれました。昨日の最大の仕事は立礼卓の搬入。1.5tの石の固まりを … “最大の難所” の続きを読む




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がまの群生地
昨日も寒かったけど、春はもうすぐ目の前



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茶室の入口からのトリミング



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三和土と飛び石
私が他の仕事で忙殺されている間に
左官の福田さんがきっちり仕上げてくれました。



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昨日の最大の仕事は立礼卓の搬入。
1.5tの石の固まりを現地に運び込む、この工事最大の難所です。

100m足らずの細い道を移動するのに4時間以上、
一歩間違えれば、そばの沼地に石が転落しかねない難しい搬入作業。
重量鳶(とび)といわれるプロ集団による緊張感あふれる仕事です。



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ついに茶室にたどりついた!



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最後の据え付け、細かい位置を彫刻家の上田さん(写真左)と調整
臨場感いっぱいです。



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無事、定位置にすわった石の立礼卓。
白い御影石が暗さの中で豊かな陰影を現しました。
何事もなかったように安堵をうかべる関係者たち(笑)



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丸い炉壇をはめこんだところ
縁のかたちにも手間をかけたこだわりのディテールです。

天端の平らな面にもビシャンの仕上がいい表情を出しています。
上田さん、いい仕事をありがとうございました。




伝統のモノ

建具の調整のため、現場へ。写真は掛け雨戸につかう金物たち左から「シギノハシ」「花釣釘割足」「丸打掛」「折釘」日常の仕事では決して出会うことのないモノたちですが細部にはこだわって、ここでは伝統のモノで合わせます。2015. … “伝統のモノ” の続きを読む




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建具の調整のため、現場へ。

写真は掛け雨戸につかう金物たち
左から「シギノハシ」「花釣釘割足」「丸打掛」「折釘」

日常の仕事では決して出会うことのないモノたちですが
細部にはこだわって、ここでは伝統のモノで合わせます。

島のDNA

外構工事が始まりました。茶室の回りの雑草をひととおり除き、雨落としの見切りに島の御影石を据えています。にじり口手前の踏み石がやや小さかったためもうひとつ島の石を足しました。この「邪道」なやり方が痛快です(笑)立礼卓の製作 … “島のDNA” の続きを読む




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外構工事が始まりました。
茶室の回りの雑草をひととおり除き、
雨落としの見切りに島の御影石を据えています。



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にじり口手前の踏み石がやや小さかったため
もうひとつ島の石を足しました。
この「邪道」なやり方が痛快です(笑)



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立礼卓の製作も始まりました。
良質の御影石、もちろん大津島産。

石の茶室は島のDNAで満たされていきそうです。


大詰め

茶室入口から切り取ったガマの群生地。工事も大詰め、内田鋼一と現場でディテールなど確認しました。外はまだ冬景色ですが、春近し。2015.2.23 設計事務所 TIME




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茶室入口から切り取ったガマの群生地。

工事も大詰め、
内田鋼一と現場でディテールなど確認しました。

外はまだ冬景色ですが、春近し。


立礼卓の模型

上田さんから立礼卓の模型が届きました。石の表面を漂うような繊細な凹凸が特徴です。茶室の模型にはめるとこんな感じ。自然の庭を背景に静かな存在感が現れる、そんな期待が湧いてきます。2015.1.30 設計事務所 TIME




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上田さんから立礼卓の模型が届きました。
石の表面を漂うような繊細な凹凸が特徴です。




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茶室の模型にはめるとこんな感じ。
自然の庭を背景に静かな存在感が現れる、
そんな期待が湧いてきます。



中塗り開始

歪んだ丸太のチリを丁寧に埋めています。茶室小間の中塗りが始まり、左官の福田さんから写真が送られてきました。(私は実施設計追い込みで事務所に缶詰め・・・泣 )現場で決めた無双釘も仕込まれました。露地の飛び石も設定した高さに … “中塗り開始” の続きを読む




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歪んだ丸太のチリを丁寧に埋めています。

茶室小間の中塗りが始まり、
左官の福田さんから写真が送られてきました。
(私は実施設計追い込みで事務所に缶詰め・・・泣 )



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現場で決めた無双釘も仕込まれました。



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露地の飛び石も設定した高さに据えられました。
三和土からの仕上げ高さは40㎜、
標準よりやや高めにして怒った感じに仕上げます。



飛び石を決める

露地に見立てた茶室のアプローチ。飛び石の配置は内田鋼一さんによるもの。海辺に打ち捨てられた御影石の「かけら」たちをアレンジ。この斬新さを損なわないよう高さを与えていきます。2014.12.4 設計事務所 TIME




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露地に見立てた茶室のアプローチ。

飛び石の配置は内田鋼一さんによるもの。
海辺に打ち捨てられた御影石の「かけら」たちをアレンジ。
この斬新さを損なわないよう高さを与えていきます。

花の位置を決める

にじり口を入った正面、花入れの位置を検討。(葉っぱの位置に釘を打ちます)茶室に生ける花、そして軸の位置を決めるため再び大津島へ。左官の中塗り前の準備を進めています。2014.12.2 設計事務所 TIME




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にじり口を入った正面、花入れの位置を検討。
(葉っぱの位置に釘を打ちます)

茶室に生ける花、そして軸の位置を決めるため再び大津島へ。
左官の中塗り前の準備を進めています。