北中城ICを下りて住宅街しばらく走った先にある中村家住宅。
18世紀中期の住宅建築で国の重要文化財にも指定されています。
敷地のアプローチは珊瑚の石塀のみで構成されたミニマルなもの。
石組みの出隅部分が切り揃えられて、その精緻さを際立たせます。
北中城ICを下りて住宅街しばらく走った先にある中村家住宅。 18世紀中期の住宅建築で国の重要文化財にも指定されています。 敷地のアプローチは珊瑚の石塀 … “夏の沖縄24” の続きを読む
北中城ICを下りて住宅街しばらく走った先にある中村家住宅。
18世紀中期の住宅建築で国の重要文化財にも指定されています。
敷地のアプローチは珊瑚の石塀のみで構成されたミニマルなもの。
石組みの出隅部分が切り揃えられて、その精緻さを際立たせます。
伊勢神宮の外宮。 手前に太鼓橋、玉砂利の道の先に鳥居が見えます。 太鼓を渡って鳥居をくぐることで特別な場に行くことが暗示されてはいますが その先は森の中に消え行く闇 … “伊勢・京都視察14” の続きを読む
伊勢神宮の外宮。
手前に太鼓橋、玉砂利の道の先に鳥居が見えます。
太鼓を渡って鳥居をくぐることで特別な場に行くことが暗示されてはいますが
その先は森の中に消え行く闇のようで、なんとも曖昧です。
西洋のように宮殿や教会の正面を堂々と見せるのとは真逆の演出、
ここにこそ日本人のセンスを感じるのです。
高層ビルを従えて立つ異様な物体。 パックリと開けた口からよだれが滴り、まるでモンスターのようです。 コープ・ヒンメルブラウの設計による大連国際会議中心、 不気味なそ … “モンスター” の続きを読む
高層ビルを従えて立つ異様な物体。
パックリと開けた口からよだれが滴り、まるでモンスターのようです。
コープ・ヒンメルブラウの設計による大連国際会議中心、
不気味なその姿は美と醜の境を超えた存在感を示します。
すっきりと整えられた美しい石塀。 床も塀も珊瑚でできていて透明感があります。 2014.5.2 設計事務所 TIME
手前に見えるのは内縁、つまり室内。 腰から上はすべてガラスで意識は外へ抜けていきます。 一方、その向こうに見えるのは濡れ縁、つまり屋外。 しかし、庇が深くかかり、意 … “伊勢・京都視察13” の続きを読む
手前に見えるのは内縁、つまり室内。
腰から上はすべてガラスで意識は外へ抜けていきます。
一方、その向こうに見えるのは濡れ縁、つまり屋外。
しかし、庇が深くかかり、意識は家の中にいるようです。
そしてその動線の交わるところに開き戸があり、
たぶん無意識にそうしたのでしょうが、世界が変わることが暗示されます。
どこからが外でどこまでが内なのか、
意識があいまいなまま外と内が交錯する不思議な空間です。
おおらかに外の空間を取り込んだ中間領域。 修学院離宮の燐雲亭の軒下空間です。 こちらは寿月観の広縁。 平面が … “主張なし、されどセンスあり” の続きを読む
おおらかに外の空間を取り込んだ中間領域。
修学院離宮の燐雲亭の軒下空間です。
こちらは寿月観の広縁。
平面がL字に曲がることで、外の自然との親密な関係が生まれています。
皇族の離宮にしてはあまりに簡素で、少しも主張が目立ちませんが
風景や周囲の自然と一体化した空間には十二分にセンスが現れています。
長江家住宅の流しについていた蛇口。 スパウトの部分はただパイプを折り曲げただけのような とてもすっきりとした形をしています。 つくる側もつかう側も余計 … “伊勢・京都視察12” の続きを読む
長江家住宅の流しについていた蛇口。
スパウトの部分はただパイプを折り曲げただけのような
とてもすっきりとした形をしています。
つくる側もつかう側も余計なことを考えない結果の自然体です。
昔は何事もこのようにシンプルだったんですね~。
城の入口から見たうねる城壁。 ザハか、それともフクサス・・・・・ 2014.3.28 設計事務所 TIME
面一で取り合っている石の柱とコンクリートの屋根。 本来、どちらも荒々しさと重量感が持ち味の素材です。 これらを寸分の隙もなく納めたところに、静かな緊張感が生まれます … “週末連載 スイス・ドイツ55” の続きを読む
面一で取り合っている石の柱とコンクリートの屋根。
本来、どちらも荒々しさと重量感が持ち味の素材です。
これらを寸分の隙もなく納めたところに、静かな緊張感が生まれます。
障子を左右に開き、雪見障子を上げたところ。 障子とその外側のガラス障子を透かして、中庭が見えてきます。 2つのスクリーンが内と外の境を曖昧にしながら奥行きをつくって … “伊勢・京都視察11” の続きを読む
障子を左右に開き、雪見障子を上げたところ。
障子とその外側のガラス障子を透かして、中庭が見えてきます。
2つのスクリーンが内と外の境を曖昧にしながら奥行きをつくっています。