宇部の家は耐震改修を含む改修工事が完了し
改修後の耐震性能を調査しました。
今回も、グリーンデザインオフィスの岩田さんにお願いして
固有周期や揺れの振幅などの性状を確認しました。
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納戸の天井点検口から天井裏にのぼり
梁の上に測定器を設置し、常時微動を測定。
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家の中心部付近の柱を揺らして、揺れ幅も測定
改修前に比べて、揺れ幅が半減し、
耐震性能が確保できたことが確認できました。
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耐震工事では、基礎の改修と耐力壁の設置を行いました。
耐力壁は、約60坪の平屋に対し、全部で35箇所設置しています。
家の中心部にある和室の床の間と押入部分は
表裏の両面に構造用合板を取付け、集中的に強度を高めています。
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押入をクローゼットに改修した部分にも
改修に合わせて、壁を補強しています。
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ダイニングの食器棚だった場所は家族のワークデスクに改修、
正面の壁を構造用合板で補強しています。
![](https://www.time-archi.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/DSC00840.jpg)
完成したワークデスクと左の収納棚
使い勝手に合わせて機能的なスペースに生まれ変わりました。
![](https://www.time-archi.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/DSC00838-345x460.jpg)
キッチン部分はご予算の都合もあり壁のタイルと天井の仕上げのみ改修、
手元が暗かった部分に照明を加えています。
![](https://www.time-archi.com/wp/wp-content/uploads/2024/04/DSC00834-345x460.jpg)
基礎の補強工事の伴って改修された浴室、
床と壁のタイルを明るい色調に改め、
天井は建主のご希望により、ガラス塗装した杉板で仕上げています。
最初の打合せから2年、
ご予算のことや家族構成などの変化もあり、
長期にわたり何度も打合せを重ねてきました。
工事も含め、2年半以上の期間がかかりましたが
納得いく家づくりには、慌てずにじっくりと時間をかけることが大切です。
今回は、安全性と快適性を高める内容をリーズナブルにまとめ
このたび、無事、工事を完了させることができました。
2024.4.17 設計事務所 TIME