建築士会新南陽支部と住まいづくりの会が主催する建築視察、
今年は式年遷宮を終えた伊勢神宮と京都をめぐりました。
最初に訪れたのは倉敷市で工事中の住宅、設計は堀部安嗣氏です。
低く狭いトンネルのようなアプローチを抜けた先に現れる大屋根の空間。
唐傘のように放射状に架けられた垂木がとてもきれいです。
吉村順三や宮脇壇の系譜をたどる同氏の情感あふれる空間表現です。
建築士会新南陽支部と住まいづくりの会が主催する建築視察、 今年は式年遷宮を終えた伊勢神宮と京都をめぐりました。 最初に訪れたのは倉敷市で工事中の住宅、 … “伊勢・京都視察1” の続きを読む
建築士会新南陽支部と住まいづくりの会が主催する建築視察、
今年は式年遷宮を終えた伊勢神宮と京都をめぐりました。
最初に訪れたのは倉敷市で工事中の住宅、設計は堀部安嗣氏です。
低く狭いトンネルのようなアプローチを抜けた先に現れる大屋根の空間。
唐傘のように放射状に架けられた垂木がとてもきれいです。
吉村順三や宮脇壇の系譜をたどる同氏の情感あふれる空間表現です。
中庭から見た離れ。 離れには家族のワークスペースと子供用のロフト(寝室)が設けてあります。 トイレはないので、寒い日でも中庭を通って母屋のトイレを利用します。 多少 … “城ヶ丘の家12” の続きを読む
中庭から見た離れ。
離れには家族のワークスペースと子供用のロフト(寝室)が設けてあります。
トイレはないので、寒い日でも中庭を通って母屋のトイレを利用します。
多少の不便さは、むしろ人を育てる有意義な価値。
過保護になりやすい日本の家に対するひとつのテーゼでもあります。
今年の夏から使っているPHS。 よく聞かれるのが、どこでもつながるかどうか。 答えはノーです(笑) このつながりにくさが自分にはちょうどいいので気に入 … “つながることの大切さ” の続きを読む
今年の夏から使っているPHS。
よく聞かれるのが、どこでもつながるかどうか。
答えはノーです(笑)
このつながりにくさが自分にはちょうどいいので気に入ってます。
どこでもいつでもつながることが当たり前の社会になった今、
つながらないことでその大切さを気づかせてくれるようで。
日本でもスマホ依存にお疲れの方が増える中、
デジタルデトックスの効用もありそうです。
入り口からまっすぐ続くスチールの通路。 ローマ遺跡のシェルターとして作られたこの施設のアプローチを担っています。 アングルのフレーム、丸鋼の手すり、ブ … “週末連載 スイス・ドイツ42” の続きを読む
入り口からまっすぐ続くスチールの通路。
ローマ遺跡のシェルターとして作られたこの施設のアプローチを担っています。
アングルのフレーム、丸鋼の手すり、ブレース、そして床のグレーチング。
ごくごく普通のこれらの部材たちですが、
そこを逆手に取ったようにミニマムな秩序で全体を仕立てることで
簡素ながらも決してプアーではない、澄んだ空間が成立しています。
建物から突き出したスロープ。 国道58号線側の外観上の大きなポイントです。 中間に柱もなく20m近くも宙に浮いたこのスロープは 手すりの片面を梁成に使うことで構造的に解決されてい … “夏の沖縄13” の続きを読む
建物から突き出したスロープ。
国道58号線側の外観上の大きなポイントです。
中間に柱もなく20m近くも宙に浮いたこのスロープは
手すりの片面を梁成に使うことで構造的に解決されているのがわかります。
一見、何気ない姿に見えながら、高度な発想と知性に支えられていました。
決して威張ることのないこの建物の実にクールな一面を見た思いです。
弥生町の家の敷地が東山に変わったことを受け、 造成中の敷地を改めてチェックしてきました。 土地の段差、日当たり、風通し、周囲の音、プライバシー、まわり … “敷地の確認” の続きを読む
弥生町の家の敷地が東山に変わったことを受け、
造成中の敷地を改めてチェックしてきました。
土地の段差、日当たり、風通し、周囲の音、プライバシー、まわりの風景、
そしてこの場所の地域性などをチェックし、プランに反映していきます。
リビングとなる白い母屋と主に子供が使うグレーの離れ。 一日に何度も行き来する母屋と離れは必ず中庭を通ります。 中庭をはさんだ 内→外→内 の移動は 季節やその日の天 … “城ヶ丘の家11” の続きを読む
リビングとなる白い母屋と主に子供が使うグレーの離れ。
一日に何度も行き来する母屋と離れは必ず中庭を通ります。
中庭をはさんだ 内→外→内 の移動は
季節やその日の天気によって常に暮らしに刺激を与えてくれます。
10月に式年遷宮を終えた伊勢神宮、 いまだに熱気覚めやらぬ状況の中、視察に行ってきました。 こちらも独自のレポートをしていきます。 2013.12.3 … “伊勢へ” の続きを読む
よろい格子の内側はこんな感じ。 直射日光はカットしながら、制御された光を空間に染み込ませています。 日本の障子のもつにじみや陰影にも通じる繊細な光です。 その一方で … “週末連載 スイス・ドイツ41” の続きを読む
よろい格子の内側はこんな感じ。
直射日光はカットしながら、制御された光を空間に染み込ませています。
日本の障子のもつにじみや陰影にも通じる繊細な光です。
その一方で、ロマネスクの教会のような精神性をも併せ持っていて
簡素な空間がひとつのクオリティに到達した、その瞬間を見たようです。
海側の外壁にも穴あきブロックが使われ 日除けとデザインを一手に受け持っています。 4本セットで構成された柱の外側についているのはシーサーです。 無数の … “夏の沖縄12” の続きを読む
海側の外壁にも穴あきブロックが使われ
日除けとデザインを一手に受け持っています。
4本セットで構成された柱の外側についているのはシーサーです。
無数のシーサーと穴あきブロック、ピンクとグレーのストライプ模様の柱、
これらが一体となった独特の外観をつくっています。