すっきりと整えられた美しい石塀。
床も塀も珊瑚でできていて透明感があります。
すっきりと整えられた美しい石塀。 床も塀も珊瑚でできていて透明感があります。 2014.5.2 設計事務所 TIME
手前に見えるのは内縁、つまり室内。 腰から上はすべてガラスで意識は外へ抜けていきます。 一方、その向こうに見えるのは濡れ縁、つまり屋外。 しかし、庇が深くかかり、意 … “伊勢・京都視察13” の続きを読む
手前に見えるのは内縁、つまり室内。
腰から上はすべてガラスで意識は外へ抜けていきます。
一方、その向こうに見えるのは濡れ縁、つまり屋外。
しかし、庇が深くかかり、意識は家の中にいるようです。
そしてその動線の交わるところに開き戸があり、
たぶん無意識にそうしたのでしょうが、世界が変わることが暗示されます。
どこからが外でどこまでが内なのか、
意識があいまいなまま外と内が交錯する不思議な空間です。
スケールで寸法を当っているのは大工の御手洗さん。 島でつくった家は増改築も含め100軒以上という主のような大工さんで 70代とは思えないシャンとした格 … “二人三脚” の続きを読む
スケールで寸法を当っているのは大工の御手洗さん。
島でつくった家は増改築も含め100軒以上という主のような大工さんで
70代とは思えないシャンとした格好にストローハットがトレードマーク。
見てのとおり、ほとんど廃屋にしかみえない納屋ですが
これから、二人三脚でここにしかない空間によみがえらせていきます。
巡航船で大津島に向かっているところ、 海面がヌメっとした表情がまるで湖のようです。 穏やかな春の海ですねェ~。 2014.4.28 設計事務所 TIM … “春の海” の続きを読む
半透明のガラスの足元が光っています。 ガラスの向こうがかすかに透けて見えますが、なんともおぼろな表情です。 建物全体が窓のようでもあり、ガラスの壁と言 … “週末連載 スイス・ドイツ57” の続きを読む
半透明のガラスの足元が光っています。
ガラスの向こうがかすかに透けて見えますが、なんともおぼろな表情です。
建物全体が窓のようでもあり、ガラスの壁と言ってもよいような・・・
普通の窓がないところに、この建築の妖しさが現れています。
今年も徳山高専の建築設計演習の授業が始まりました。 今年のお題は「地域でつくる、人とつくる」 身近にある公共施設は本当に地域の支えになっているだろうか … “地域とつくる” の続きを読む
今年も徳山高専の建築設計演習の授業が始まりました。
今年のお題は「地域でつくる、人とつくる」
身近にある公共施設は本当に地域の支えになっているだろうか?
その問いから、地域のためになる建築とはどんなものなのか、
建築をつくるプロセスから問い直し、
地域住民とともにつくる建築の実践方法を学んでいきます。
昨日は高専のある桜木地区のコミュニティで地域の課題を説明いただき
課題解決へのアイディア出しを行いました。
山崎八幡宮、西授与所の改修工事が始まりました。 施工は地元、新南陽の三和建設。 気のせいか、コンパネの仮囲いがモダンアートのよう・・・ … “解体工事、始まる” の続きを読む
山崎八幡宮、西授与所の改修工事が始まりました。
施工は地元、新南陽の三和建設。
気のせいか、コンパネの仮囲いがモダンアートのよう・・・
まずは既存部分の解体、
床・壁・天井を落としてスケルトンに。
柱の足元が完全にシロアリにやられています。
話には聞いていましたが、見事というしかないですね。
シロアリに食われた部分を切断し、新たな柱を継ぎ足していきます。
一の井手のプチリフォーム、 タイトなスケジュールでしたが、 小野建設さんの段取りもよく、予定通りに無事完了。 プレファブ住宅の構造上の制約を調整しながら 窮屈だった … “プチリフォーム完成” の続きを読む
一の井手のプチリフォーム、
タイトなスケジュールでしたが、
小野建設さんの段取りもよく、予定通りに無事完了。
プレファブ住宅の構造上の制約を調整しながら
窮屈だったキッチンとダイニングを
独立のキッチンとまとまったLDにレイアウト変更。
リビングとキッチンの仕切では余った奥行きを利用、
ディスプレイのできるカウンターや棚をレイアウト、
既存の柱も参加させて表情をつけています。
おおらかに外の空間を取り込んだ中間領域。 修学院離宮の燐雲亭の軒下空間です。 こちらは寿月観の広縁。 平面が … “主張なし、されどセンスあり” の続きを読む
おおらかに外の空間を取り込んだ中間領域。
修学院離宮の燐雲亭の軒下空間です。
こちらは寿月観の広縁。
平面がL字に曲がることで、外の自然との親密な関係が生まれています。
皇族の離宮にしてはあまりに簡素で、少しも主張が目立ちませんが
風景や周囲の自然と一体化した空間には十二分にセンスが現れています。
高台寺の傘亭、 千利休の意匠によると言われています。 大津島の茶室設計に生かすため、公開中の茶室を見学しました。 その名のとおり、から傘を開いたような天井がとても個 … “茶室 傘亭” の続きを読む
高台寺の傘亭、
千利休の意匠によると言われています。
大津島の茶室設計に生かすため、公開中の茶室を見学しました。
その名のとおり、から傘を開いたような天井がとても個性的です。
茶室にしてはかなり開放的でおおらかな空間を改めてチェック。
今回使う予定の蔀戸の形状、光の入り具合も確認しました。
素材の使い方やディテールも意図的か(?)、一見、粗野な印象です。
しかし、既存のあばら屋を改修する今回のプロジェクトにはピッタリで
この趣向を参考に細部を詰めていきます。