美か醜か

  樂吉左衞門の茶室。(写真提供:竹中工務店より)                       &n … “美か醜か” の続きを読む

 

樂吉左衞門の茶室。(写真提供:竹中工務店より)

 

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深い軒と波をイメージした石の縁が水面への広がりをつくります。

露地、寄付き、腰掛、小間と長い道行きを経た先にあるこの茶室。

 

考えに考え抜かれた空間は、

世界中から集められた厳選素材によって構成されています。

 

贅を尽くしたその趣向は、市中の閑居とはむしろ対極を為します。

比類すべきは秀吉の黄金の茶室。

この空間にあるのは、果たして美か醜か?

 

2011.3.18 設計事務所 TIME

美しさの仕掛け

  美しさに仕掛けあり。                           & … “美しさの仕掛け” の続きを読む

 

美しさに仕掛けあり。

 

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再び、京都視察からのレポートです。

佐川美術館のカフェのサービスカウンター、

ここにも様々な仕掛けが見られます。

 

カウンターの高さは、通常よりやや高め、

中の厨房が見えないようになっています。

 

バックカウンターは、人の背の高さに抑えられ

空間の抜けを作り出しています。

さらに、間接照明を仕込ませるなど

空間を気持ちよく見せる仕掛けが満載です。

 

2011.3.17 設計事務所 TIME

 

まちの使い方を変える(2)

  先週の新周南に投稿された記事です。 (クリックすると拡大します)                     … “まちの使い方を変える(2)” の続きを読む

 

先週の新周南に投稿された記事です。

(クリックすると拡大します)

 

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今回の地震では、多くの方が被災されただけでなく、

自分の住んでいたまちを失いました。

 

どんなに寂れたまちだとしても、

自分が暮らすまちには愛着があるものです。

 

我々も、

自分のまちを大切にしていかなくては、

との思いが強くなります。

 

まちの使い方を変えることでまちを再生していきたい、

改めてそう強く思います。

 

2011.3.15 設計事務所 TIME

お祈り申し上げます。

  東日本大震災で被災された皆様へ 心よりお見舞い申し上げます。   大津波によって多くのまちがなくなりました。 自分の住んでいたまち、そして仲間が一瞬にして消えるという衝撃、そして失望。 この失望を … “お祈り申し上げます。” の続きを読む

 

東日本大震災で被災された皆様へ

心よりお見舞い申し上げます。

 

大津波によって多くのまちがなくなりました。

自分の住んでいたまち、そして仲間が一瞬にして消えるという衝撃、そして失望。

この失望を明日への希望に変える強い気持ちが必要です。

 

この状況をなんとしても乗り越えて、

まちの復興を目差さなければなりません。

 

2011.3.13 設計事務所 TIME

食事も大事

  おいしいそばをいただきました。                         &nb … “食事も大事” の続きを読む

 

おいしいそばをいただきました。

 

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建築視察といいながら、まずは腹ごしらえ。

美術館のレストランやカフェは、どちらかというとおまけのような場所で

料理もきどっているわりにおいしくなかったりします。

 

以前、NYのメトロポリタンやMOMAへ行ったことがありますが

レストランはとてもアクティブで楽しい場所です。

 

美術館に行ったら、そこで過ごす時間のすべてを心地よく味わいたい。

そんな思いを佐川美術館は満たしてくれているようです。

落ち着いた空間で、おいしい時間を頂きました。

 

2011.3.11 設計事務所 TIME

 

 

すべてが、美しくあれ

  整然と並んだ椅子たち。                           … “すべてが、美しくあれ” の続きを読む

 

整然と並んだ椅子たち。

 

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佐川美術館にあるカフェの待合の風景です。

椅子に座ると、ガラス越しに豊かな風景を望むことができます。

「すべてが、美しくあれ」と願わんばかりの ”しつらえ” です。

この ”しつらえ” から、この美術館のポリシーがにじみ出ています。

 

2011.3.10 設計事務所 TIME

佐川美術館

  大きな空と広がる水盤。                           … “佐川美術館” の続きを読む

 

大きな空と広がる水盤。

 

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滋賀県にある佐川美術館

広大な敷地の中につくられたのは、贅沢な水面。

この広い場所をあえて建物で埋め尽くさず、庭としても作りこまず、

ただただ、単純に水だけで表現し切っています。

 

表現の材料を絞ったところに生まれるのは「大いなる余白」。

この余白がこの場所にクオリティを与えています。

 

2011.3.9 設計事務所 TIME

京都建築視察

  週末に京都へ行ってきました。                         &nbs … “京都建築視察” の続きを読む

 

週末に京都へ行ってきました。

 

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今回は、京都を舞台に日本建築の有り様について思いを馳せました。

これから少しずつ紹介していきます。

 

2011.3.8 設計事務所 TIME

 

 

生まれ出たもの

  NHKの「美の壺」、益子焼で紹介された濱田庄司。                       & … “生まれ出たもの” の続きを読む

 

NHKの「美の壺」、益子焼で紹介された濱田庄司

 

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柄杓を使って、釉薬を大胆に流し掛けて描かれた奔放な線。

浜田は言います。

「つくったものというより、生まれ出たものと呼べるようなものになってほしい」

 

自我を殺し、無の境地で、流れ出る液体(自然)と同化した瞬間に生まれる

唯一無二の世界観があります。

 

今までまったくわからなかったこの大皿の良さに

この瞬間、一気に目覚めました。

 

2011.3.4 設計事務所 TIME

 

 

まちの貴重品、登場

  白川静の本が出てきました。                         &nbsp … “まちの貴重品、登場” の続きを読む

 

白川静の本が出てきました。

 

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和風の門扉に合わせた表札をつくるために

新町通りにある有吉有文堂印房を尋ねたところ、

この本が出てきました。

 

氏は、漢字研究に多大な功績を残したことで知られますが

この本をしっかり研究しているとは、さずが有吉さん。

これらをもとに、手彫りで表札や印鑑をつくります。

ちなみに、昨年創業100年を迎えた我がまちの老舗です。

 

現在では石彫りはやめたそうで

今回は一位(いちい)の木に彫ってもらいます。(写真左の木)

このような本格的な表札は日頃はあまり縁がないですが

それだけに、出来栄えが楽しみです。

 

2011.3.2 設計事務所 TIME