カピンコーヒー、MITTAN展

カピンコーヒーで週末に開かれた展覧会にお邪魔しました。
 
 
 
 
 
 
 
民族衣装を提案するWITTANによる布の質感とカピンの空間が共鳴。
 
 
 
 
 
キッチンの小屋組に残された番付(骨組みの部材番号)
 
展覧会とは関係ないんですが、
改修されたこの空間に唯一残した古い家の記憶。
私にとって、この家の中で最もお気に入りの風景です。
 
 

リアルな質感

あけましておめでとうございます。

昨年は櫛ヶ浜にある築95年の町家を再生するプロジェクトにチャレンジ、
耐震性と外部の改修を行いながら、空間に宿る歴史を受け継ぐ改修でした。
 
それは、改修によって空間のもつ意味まで漂白するのではなく、
そこにある時間や記憶の蓄積を未来につないでいくというものでした。
 
最近は、新築だけでなく、リフォームやリノベーションなど
古いもののもつ価値を引き出しつつ、現代と融合していく仕事が増えています。
 
そこには、
時間の経過による味わいや手仕事のもつ表情、生活者の記憶や愛着など
その空間だけに宿るリアルな質感が存在します。
 
我々の生活にはAIやロボット技術が浸透し始めていますが
だからこそ生身の人間が持つ感情や感性を大切にしながら、
リアルな質感にこだわった設計の歩みを進めていまいりたいと思います。
 
本年もどうぞよろしくお願いします。
 

2018.1.5 設計事務所 TIME

徳山高専、建築デザイン概論

 
徳山高専での建築デザイン概論、
学生たちにデザインで考慮すべきポイントを挙げてもらいました。
 
「立地条件」や「日当たり」といった敷地を取り巻く前提条件や
「住みやすさ」や「居ごこち」などの居住性、
「耐久性」や「耐震性」などの安全性や性能など様々なポイントが出てきました。
 
我々実務者にとって常に悩みの種である「費用」も挙げられています。
また、「甘さ」や「マイルド」など、建築の持つイメージについて言及するものもありました。
 
建築は限られた予算と与えられた敷地条件の中で
いかに安全で快適であり、そしてある共感の生まれるものを創造するという
特別な仕事であることを学びました。
 
 

デザインとは?

徳山高専で建築デザイン概論の授業を担当することになりました。
最初のテーマは「建築デザインの基礎知識」ということで、
まずは本質を探るべく、デザインとは一体なにものか、について考えます。
学生たちの反応はいかに?
 

 

桜、満開

 

今年の桜も満開になりました。
毎年のことながら、実に見事な咲きっぷりです。
 
桜は葉をつける前に花だけが一斉に咲き、
しかも、薄紅色の小さい花を無数に咲かせるところがとても繊細で
日本人のこころの機微を育ててきたのではないかと感じます。
 
この美しい風景もほんの一瞬で、はかなく散っていきますが
そのはかなさゆえにとても貴重な1年のひとときです。
 
 
 

平和な建築

あけましておめでとうございます。

昨年12月にNHKのドキュメント72時間という番組で沖縄のウチナーンチュ大会を特集していました。そのなかで、ブラジルから来た二人の若者が歌を口ずさむシーンがありました。ささやくようなそのハーモニーは、歌で争いを解決したいと願う若者の思いがにじみでる平和で清らかなものでした。

世の中には良いこともそうでないこともたくさんありますが、そんななかで、あの歌声はとても心に響きました。

あの歌声のような安らかな空間であるアンリ・マティスのロザリオ礼拝堂、私が目指す平和な空間、平和な建築です。あの歌声から、改めて平和な建築への歩みを進めたいと素直に思った年の始めです。

本年もどうぞよろしくお願いします。

 

2017.1.4 設計事務所 TIME

寛容さと豊かさ

2016年もまもなく終わり、また新しい年を迎えます。

今年は昨年から続いてきたプロジェクトの多くが完成し、次のチャレンジへ向かっています。

ホテルサンルート徳山のレストランリニューアルでは、ローコストながらホテルレストランのイメージを変える方向性を提案。下松中央町の家では、既存住宅街での建替えという街並みのリフォームをデザインで模索しました。野村の家では、小さくとも豊かさを感じる家への挑戦でした。また上遠石の家では、小さなリフォームでもくらしを豊かにできる手応えを得ました。

進行中のプロジェクトは新築の1件を除き、すべてリノベーションやリフォーム、町屋再生など、古いものを現代に生かし、社会を豊かにしていくためのチャレンジです。これからも今あるものを次代にどう生かしていくかの模索を続けていくことになると思います。

大津島では、昨年完成した石柱庵を使って内田鋼一さんの個展が行われ、島での今後のプロジェクトの基礎づくりが始まりました。また来年の3月にはイベントを開催する予定です。

昨年の終わりに「社会の焦り」について触れましたが、世界を取り巻く状況はまだその焦りを解消できるだけの余裕を取り戻してはいないようです。個人の焦りは、「寛容さ」のバランスを崩して、孤立へと向かってしまいます。

TIMEでは、社会が抱える問題に正面から向き合い、人と人が豊かに暮らすための環境やきっかけとしての建築の模索に引き続き取り組んで参りたいと思います。

来る年が少しでも余裕のある良い一年になりますよう、頑張っていく所存です

2017年もどうぞよろしくお願いします。

 

2016.12.31 設計事務所 TIME

 

OB会@箱根





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芦ノ湖、朝の景色

東京で働いていた設計事務所のOB会が箱根で行われました。
紅葉の始まった美しい景色の中、それぞれの活躍を確認し合いました。

独立して早17年、
建築を志して頑張ってきた修行時代を忘れることなく
これからも精進していかなねばと思える良い機会となりました。


応急危険度判定、講習会





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応急危険度判定士の講習会に行ってきました。

今年は春に熊本で、そして先週には鳥取で大きな地震がありました。
日本は地震列島と言われますが、山口県にも主要な活断層が3つ、
その他にも、いくつもの活断層が存在します。



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                        (画面クリックで拡大)


「山口県は地震が少なくて安全」というのはほんの過去の話、
いつどこで大地震が起きてもまったく不思議ではありません。
そのことを今回の熊本や鳥取の地震が示唆しています。




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応急危険度判定士は大地震が発生したそのすぐあとに、
地震後の二次災害で人命を損なうことを防ぐ目的で現地で活動します。
まさに応急処置として、建物とその周辺の危険度を判定するのです。
(り災証明のための詳細調査は、この判定とは別に改めて行われます)

地震を未然に防ぐことはできませんが
起こってしまった地震に対し、さらなる被害を防ぐためにも
我々建築士の役割はこれからますます重要度を増していきそうです。


カーテンのアルバム




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ECRUHOMEの柏尾さんから頂いたアルバム

今回、末武下の家と中央町の家でカーテンをつくっていただき
そのインテリア写真をまとめたものです。




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アルバムには中央町の家で使った生地も貼ってあります。

どの生地もオーガニックでセンスがよく
新築の家につけられると、落ち着いた心地よい雰囲気があわられます。

手作り感いっぱいのアルバムには
手仕事で仕上げていく柏尾さんのセンスが滲み出しています。