週末連載 台湾8




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台北のいたるところに見られる軒下の歩道

これは南ヨーロッパに存在するポルティコと同じ構造です。
歩道はビルの1階部分をセットバックしてつくられたもので
車道から隔てられた歩行者のための空間です。

亜熱帯で日差しが強く、一方で雨も多い台湾では
とても理にかなったまちの構造といえます。

それにしても、
なんでアジアの台湾にヨーロッパのポルティコが・・・?



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道路側から見るとこんな感じ
ビルの1階部分がまるまる吹きさらしになっています。
このポルティコが町中に連続的につくられています。




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ファミリーマートの前は大理石で店のデザインと調和を図っていたり。




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建設中の新しいビルでは吹抜けのポルティコにしたり。



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こちらは日本が統治した時代に建てたと思われるビル
そこにもちゃんとポルティコが設けてあります。

この空間は計画的な都市づくりでなければできないものですが
清の時代にそのような発想があったとは思われません。
とすると、
日本の統治時代に西洋から学んだ文化としてポルティコを持ち込み
台湾に移植したものが、今に根付いたとも考えられます。




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ポルティコは奥の店の前庭のような空間でもあり
まちと店をつなぐ重要なインターフェースになっています。