夏の沖縄38 沖縄の伝統を今に伝える中村家住宅、高温多湿の夏を過ごすための本質を見ることができました。自然を生かし、自然と溶け合うその思想は機械制御のスマートハウスよりもむしろクールです。名護市庁舎、備瀬のフクギ、そしてこの中村家住宅、それぞれが自然と向き合い、自然を生かす知恵を持っていました。その逆に、工業技術に依存する現代の建築環境がいかにもろく不自然かに気づかされます。改めて日本の住環境を考える上で、大いなる参考書になりました。2014.11.7 設計事務所 TIME