孤篷庵 石橋 重厚な石を独創的な造形で組んだ石橋。小堀遠州の手による孤篷庵(こほうあん)の忘筌(ぼうせん)、その入口にかかる石橋です。その造形は質実ながら、柱、床、欄干による簡潔な構成に高度な洗練が見られます。欄干は髪をすく櫛形がモチーフになっているそうですが中央をくり抜き、床からかすかに透かして柱の木口を見せるあたり、作者の卓越したセンスに思わずため息が出ます。2014.10.8 設計事務所 TIME