ロザリオ礼拝堂の入口。
扉の上に描かれているのは聖母子と聖ドメニコ。
ここにもマティス特有の表現があります。
子供でも描けそうなくらい単純化されていますが
絵の中にはやさしさが満ち溢れています。
ロザリオ礼拝堂の入口。 … “週末連載~南フランスvol.164” の続きを読む
ロザリオ礼拝堂の入口。
扉の上に描かれているのは聖母子と聖ドメニコ。
ここにもマティス特有の表現があります。
子供でも描けそうなくらい単純化されていますが
絵の中にはやさしさが満ち溢れています。
十字架のオブジェ。 &n … “週末連載~南フランスvol.163” の続きを読む
十字架のオブジェ。
屋根の上にちょこんと乗っかっているようなこの十字架、
まるでデッサンの線がそのまま形になっているようです。
教会というと天にのびていくようなイメージがありますが
マティスのデザインした教会は背が高くありません。
そのかわりに、この十字架が高さを補っているようです。
背の低い礼拝堂というボリュームとスケールアウトした十字架。
普通ならとても結びつきそうにないこの2つの造形が
マティスの解釈によってちゃんと教会としての存在感を示しています。
東京都千代田区丸の内3丁目。 都心の真ん中に杜があります。 1997年、バブルの残り香がただよう東京に出現した東京国際フォーラム。 あま … “都会の杜” の続きを読む
東京都千代田区丸の内3丁目。
都心の真ん中に杜があります。
1997年、バブルの残り香がただよう東京に出現した東京国際フォーラム。
あまりに肥大した大都会にとっては貧弱でも
人間のスケールにとっては有難い自然がここに育っています。
ペニンシュラ東京のカフェテラス。 日比谷から東京フォーラムへつづく道沿い、 石畳に広い歩道、よく手入れされた緑が心地よい空間をつくってい … “進歩あり” の続きを読む
ペニンシュラ東京のカフェテラス。
日比谷から東京フォーラムへつづく道沿い、
石畳に広い歩道、よく手入れされた緑が心地よい空間をつくっています。
まさに、カフェテラスのためにあるようなこの場所です。
時に、
「雨の多い日本ではオープンカフェはできない」などという人がいます。
しかし、
この場所には、すでに3軒ものオープンカフェが発生しています。
文化は確実に進歩して
日本社会を豊かに潤そうとしています。
東京都港区西麻布1-10-7 &nbs … “時代はめぐる” の続きを読む
東京都港区西麻布1-10-7
路地の突き当たり、
通算10年間に渡り、死に物狂いで設計に励んだ事務所があります。
この地から私の設計人生が始まりました。
時は過ぎて、
手前のビルは有名な女優も通う隠れ家的バーに変わり、
ここから六本木ヒルズが見えます。
いよいよ大詰め。 小野田 … “大詰め” の続きを読む
いよいよ大詰め。
小野田の現場も仕上げがかなり進んでいます。
今日は、お施主さんとカーテンの色決め。
より取り見取りの時代、
カーテンひとつを決めるのも大仕事です。
東京出張。 といっても、 … “東京出張” の続きを読む
「お前は女を知らんだろう!!」 開口一番、 部屋に入った瞬間に浴びせられた一言。 設計事務所での修行時代、 所長のかわりに話を聞くように言われて向かった応接室での出来事。 &nb … “怪物、逝く” の続きを読む
「お前は女を知らんだろう!!」
開口一番、
部屋に入った瞬間に浴びせられた一言。
設計事務所での修行時代、
所長のかわりに話を聞くように言われて向かった応接室での出来事。
海坊主のようなギョロ目で丸坊主の大男こそ
かの田中文男氏でした。
木は女と一緒だ!
女を知らんと木は扱えん!!
そんな話をまくし立てていたような記憶しかないですが
数分間の接触は強烈な印象を今も残しています。
その氏が8月9日にご逝去されたそうです。
木造の「も」の字も知らなかった私が最初に洗礼を受けた貴重な方です。
心より、ご冥福をお祈りします。
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http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/knp/column/20100817/542858/
左官仕上げが進んでいます。 小野田の家 … “仕上段階” の続きを読む
左官仕上げが進んでいます。
小野田の家も内装の仕上段階に入りました。
塗っているのは、フジワラ化学のシルタッチ。
見た目は漆喰風で、ある程度湿気も吸ってくれます。
左官屋さんが、「きりのいいところまで」と言って
昼飯も後回しにして丁寧に仕上げをしてくれています。
ドミニコ会修道院ロザリオ礼拝堂。 &n … “週末連載~南フランスvol.162” の続きを読む
ドミニコ会修道院ロザリオ礼拝堂。
「マティスの作った教会があるのを知っていますか?」
マティスとは、画家のアンリ・マティスのこと。
16年前、マドリードの日本人宿でのこと、
若い画学生からの質問でした。
当時はまったく眼中になかったこの教会、
その後、マティスのある絵に対面したことで
関心が一気に膨らむことになります。
その後、なかなかチャンスに恵まれなかったのですが
ついに、今回、現地にやってくることが叶いました。