大津島桜茶会

大津島の石柱庵で桜のお茶会が行われます。
 
ようやく春めいてきた今日このごろ、
大津島ののどかな自然に包まれて、春の気配を感じながら、
穏やかなひと時をお過ごしいただけます。
 
日時:3月26日(日) 10:30〜15:40
場所:周南市大津島近江地区 石柱庵にて
 
徳山高専茶道部の学生さんのお点前で、お薄をいただきます。
※雨天の場合は、待合にてお茶を差し上げます。
 
詳しくは、徳山高専茶道部のサイトにてご確認ください。
 
 
 
 
 

虹ケ浜の家、配筋検査

虹ケ浜の家で基礎工事が始まりました。
「土用」の関係で、立春以降、基礎屋さんの段取りが滞っていましたが
ようやく工事が進み始めました。
 
昨日は当事務所の配筋検査と瑕疵保険の検査が行われました。
 
 
 
 
整然とした配筋で、継手長さ(鉄筋継ぎ足し部の重なり長さ)も十分。
立ち上り筋のフック付は、当事務所の標準です。
 
 
 
 
排水管の基礎貫通キットもご予算が許す限り、設置しています。
これにより、将来の点検補修の際、コンクリートを傷めずに行うことができます。
 
 

思い起こす

東日本大震災から今日で6年、
この長い時間のなかで、少しずつですが、まちや建物の復興が進み、
目に見えるかたちが現れてきました。
 
「かたち」あるものはいつか壊れ、
壊れたものはまた新たな「かたち」に生まれ変わっていきます。
 
その一方で、
「かたち」をもたない、人の「こころ」はどのように変わっていったのか?
 
人間は忘れやすい生き物と言われます。
 
あの時思ったことを改めて思い起こし、それぞれの思いで未来に生かす。
そのための大切な日でもあります。
 
 
 
 

普遍性と地域性

建築界のノーベル賞と言われるプリツカー賞、
今年はスペインの3人のユニット、RCRアーキテクツに決まりました。
 
幾何学的でモダンなデザイン要素を使いながらも地域との対話を重視したり、
ランドスケープを深く吟味して周囲の自然環境を生かすデザインなど、
一見地味ですが、とても深みのあるデザインです。
 
 
 
 
トソル−バジル競技場では、トラックの中に既存樹木を残しています。
一見、なんでもないようなデザインですが、よく考えると実に大胆!
でも、スポーツと自然が見事に融合していて、とても気持ちよさそうです。
 
審査員のコメントにもありますが、
グローバリズムで疲弊する地域に対して真摯に向き合うその姿勢、
相反する普遍性と地域性の融合を図ろうとするデザインは、
建築という枠を超えて、この時代に多くの示唆を与えてくれそうです。
 

河東の家

河東の家、ホームページにアップしました。
(バナーの「works」からアクセスできます)
 
老朽化し、ほぼ価値がないと思われている中古住宅、
そこに光を当て、新たな価値を与えて未来に引き継ぐ。
小さいけれど、大きな意味をもつチャレンジです。
 
 

河東の家

週末連載 台湾29

台北駅の切符売り場
 
台中にある茶藝館を探訪するため、台北駅へ
台湾の新幹線チケットは事前にインターネットで予約できるので
面倒な会話を省略し、チケットを受け取ることができます。
 
 
 
 
台湾の高速鉄道
鉄道駅や車両、運行システムには日本の技術が貢献していています。
 
車両の色合いに日本との違いが現れていますが
車内の内装やシート、放送のスタイルもほとんど日本と同じです。
 
こんなところにも日本との親和性を感じながら
台北から1時間ほどのショートトリップです。
 
 
 
 

 

 

徳山駅ビル、構造見学

徳山駅前に建設中の交流施設
上屋のフレームが立ち上がり、建築士会の構造見学会が行われました。
 
 
 
 
入口で迎えてくれたのは超大型のクレーン。
こんな巨大な重機は普通の現場ではなかなかお目にかかれない。
 
 
 
 
1階、駅前広場側の大型庇。
約6mの跳ね出しで、建物と広場を緩やかにつなぎます。
 
 
 
 
庇の鉄骨ディテール。
跳ね出し先端が分厚くなって不恰好にならないように、
ビルドH(工場オーダーで加工したH鋼)で支えています。
 
 
 
 
1階室内空間、
天井高3.85mの細長い空間は全面、まちに開き、
まちと一体感を生み出します。
 
ここには図書館とともにカフェが併設され、
市民の様々な活動に開かれていくことになるでしょう。
 
 
 
 
2階、駅前広場側のオープンデッキ。
駅前広場を見下ろす奥行き6mのこの場所は
とてもおおらかで気持ちのいい空間になりそうです。
 
 
 
 
3階のセットバック部分を受ける段違いの梁。
 
駅前広場側に向かって段々畑のようにセットバックするこの建物、
広場に与える圧迫感を和らげ、まちの縁側のようなスペースを提供しますが
その分、構造の難易度が高くなります。
 
セットバックで2階の柱と3階の柱(左から2番目の梁の位置)がずれるため、
補強のため複雑なフレームになっています。
 
 
 
 
3階柱の根元を受ける梁とその接合部。
普通以上に大きな力のかかる部分なので構造も複雑ですが
この接合部をずれることなく水平垂直に組み立てることの大変さが想像されます。
 
 
 
 
梁継手のディテール。
右脇にプレートの左右位置を合わせるための補助アングルが付いています。
 
とにかくサイズが大きく重たい部材に対し、
高い精度を出すための現場の工夫が見て取れます。
 
 
 
 
3階のオープンデッキからの見下ろし。
段々畑のように徐々にセットバックしているのがわかります。
 
 
 
 
3階から見た御幸通り、そしてまちと山並み。
新しくてきれいになる駅ビルにならい、
広場やまち並みが調和する居心地のよい場所になっていくことが望まれます。
 
今回の見学で、建物の設計に込められたまちへの思い、
現場でも苦労や工夫の跡を垣間見ることができました。
 
出来上がってしまえば、誰も気づくことのないこれらの苦労ですが
完成後は、この施設をいかに生かし、大切にしていくか
今度は我々市民の力が試されることになります。
 
駅ビルは11月に完成、来年2月にオープン予定です。