路地で遊ぶ子供。
狭い路地は子供にはちょうどいいサイズで
たくさんの遊び場を提供しています。
車の騒音もなく、
路地に響く元気な遊び声はまちに生気を吹き込んでいます。
路地で遊ぶ子供。
狭い路地は子供にはちょうどいいサイズで
たくさんの遊び場を提供しています。
車の騒音もなく、
路地に響く元気な遊び声はまちに生気を吹き込んでいます。
待望の本が、アマゾンから届きました。
今回、待望の全訳版が出ました。
「用途の混合」
「小規模ブロック」
「古い建物の必要性」
「密集の必要性」
彼女の唱える魅力的な都市の4条件、
これは、そのまま、これからの地方のまちのエッセンスとして
活かされるべきものとなるでしょう。
アメリカやヨーロッパでの実践に遅れること、40年。
経済成長を優先した日本にとって
まさにこれからというグッドタイミングです。
旧市街に顔を見せる教会のファサード。
中世に形成された旧市街の中はまるで迷路のようです。
そんな中で、
この道だけは、真っすぐと教会に向かっています。
軸線を強調したこの建て方は
この教会がバロック様式であることを示しています。
様々な時代の建築様式がまち並みに深みを与えます。
屏風のように並ぶ家々。
その家々に囲まれた路地は、
まるでみんなの家の共有の庭のようです。
だからこそ、
床はアスファルトなんて野暮なことはせず
石畳がきれいにデザインされています。
旧田中別邸の飛び石。
縁側から路地に一旦下りて、飛び石を渡って茶室に至る。
わずかな距離に、「下りる」と「渡る」という行為で変化をつけ
世界が変わることを印象付けています。
渡る部分の飛び石がまた個性豊かで
視覚と足裏の触覚がさらにシーンの展開を暗示します。
豊かな軒下空間です。
旧田中別邸からもうひとつ。
夏の日差しと対照的な陰影のある軒下。
目を引くのは、大胆な形の手水鉢。
おおらかな軒下の空間をキリリと引き締めて
内と外の関係を強調しています。
橋本川べりにある旧田中別邸。
昨日の萩での打合せ、
有料道路の通行止めなどを考慮して早めに出かけたら
1時間も早く着いてしまいました。
その時間を使って、橋本川沿いにある旧田中別邸を見学。
この建物、構造と美のバランスがとてもよい
引き締まった木造建築です。
最近は、見た目の流行や過剰な機械設備の充実ばかりに目を奪われて
やや歪んで頭でっかちの住宅が多いですが
そんな世情に涼やかな風が吹き渡るような秀作です。
今日は萩まで仕事。
打合せが午後からだったので、昼食をこの店で頂きました。
昼時はお客さんで賑わい、厨房の中も忙しそうでしたが
落ち着いた雰囲気で、なかなかくつろげます。
ここにも工夫がありました。
壁に弧を描く植物。
よく見ると、プランターは半分になっています。
ちょっと床から浮かしてあったり。
旧市街の路地はとにかく狭い。
だから、庭など取る余裕はありません。
それでも、
ちょっとしたアイディアの積み重ねが
まちの表情を多彩に彩ります。