おおらかに外の空間を取り込んだ中間領域。
修学院離宮の燐雲亭の軒下空間です。
こちらは寿月観の広縁。
平面がL字に曲がることで、外の自然との親密な関係が生まれています。
皇族の離宮にしてはあまりに簡素で、少しも主張が目立ちませんが
風景や周囲の自然と一体化した空間には十二分にセンスが現れています。
おおらかに外の空間を取り込んだ中間領域。 修学院離宮の燐雲亭の軒下空間です。 こちらは寿月観の広縁。 平面が … “主張なし、されどセンスあり” の続きを読む
おおらかに外の空間を取り込んだ中間領域。
修学院離宮の燐雲亭の軒下空間です。
こちらは寿月観の広縁。
平面がL字に曲がることで、外の自然との親密な関係が生まれています。
皇族の離宮にしてはあまりに簡素で、少しも主張が目立ちませんが
風景や周囲の自然と一体化した空間には十二分にセンスが現れています。
長江家住宅の流しについていた蛇口。 スパウトの部分はただパイプを折り曲げただけのような とてもすっきりとした形をしています。 つくる側もつかう側も余計 … “伊勢・京都視察12” の続きを読む
長江家住宅の流しについていた蛇口。
スパウトの部分はただパイプを折り曲げただけのような
とてもすっきりとした形をしています。
つくる側もつかう側も余計なことを考えない結果の自然体です。
昔は何事もこのようにシンプルだったんですね~。
城の入口から見たうねる城壁。 ザハか、それともフクサス・・・・・ 2014.3.28 設計事務所 TIME
面一で取り合っている石の柱とコンクリートの屋根。 本来、どちらも荒々しさと重量感が持ち味の素材です。 これらを寸分の隙もなく納めたところに、静かな緊張感が生まれます … “週末連載 スイス・ドイツ55” の続きを読む
面一で取り合っている石の柱とコンクリートの屋根。
本来、どちらも荒々しさと重量感が持ち味の素材です。
これらを寸分の隙もなく納めたところに、静かな緊張感が生まれます。
障子を左右に開き、雪見障子を上げたところ。 障子とその外側のガラス障子を透かして、中庭が見えてきます。 2つのスクリーンが内と外の境を曖昧にしながら奥行きをつくって … “伊勢・京都視察11” の続きを読む
障子を左右に開き、雪見障子を上げたところ。
障子とその外側のガラス障子を透かして、中庭が見えてきます。
2つのスクリーンが内と外の境を曖昧にしながら奥行きをつくっています。
沖縄本島、最大級の今帰仁城跡。 龍のようにうねる城壁がとても印象的です。 ここには整然とした幾何学は見当たらず、 そのかわりに自然に呼応するオーガニックな感性があふ … “夏の沖縄21” の続きを読む
沖縄本島、最大級の今帰仁城跡。
龍のようにうねる城壁がとても印象的です。
ここには整然とした幾何学は見当たらず、
そのかわりに自然に呼応するオーガニックな感性があふれています。
ガラス障子越しに庭を見る。 障子の下框が細く、庭に透ける感じが強くなっており 物理的には狭い縁側を窮屈に感じさせない工夫が見られます。 全面ガラスのもつ透明感は、ミ … “伊勢・京都視察10” の続きを読む
ガラス障子越しに庭を見る。
障子の下框が細く、庭に透ける感じが強くなっており
物理的には狭い縁側を窮屈に感じさせない工夫が見られます。
全面ガラスのもつ透明感は、ミースが目指した世界観とも重なります。
中庭から見た家の床下が透けています。 蒸し暑い京都で中庭にこもる熱と湿気をどう逃がすのか、 その答えがここにありました。 床下を冷たい風が抜けることで「涼」が生まれ … “伊勢・京都視察9” の続きを読む
中庭から見た家の床下が透けています。
蒸し暑い京都で中庭にこもる熱と湿気をどう逃がすのか、
その答えがここにありました。
床下を冷たい風が抜けることで「涼」が生まれるんですね。
エコロジーとテクノロジーのほどよいバランスです。
谷尻誠氏設計の住宅を見学しました。 鋭角状の屋外部分を含め、25mもの細長い空間が 1,2階ともほぼワンルームになっています。 随所に開いた窓から表と裏の異なる自然 … “宇宙船、舞い降りる” の続きを読む
谷尻誠氏設計の住宅を見学しました。
鋭角状の屋外部分を含め、25mもの細長い空間が
1,2階ともほぼワンルームになっています。
随所に開いた窓から表と裏の異なる自然を感じながら暮らすという構成です。
畑の中に舞い降りた宇宙船のような姿が印象的。
2014.2.24
フクギ並木沿いに建つ民家の何気ない風景。 日差しの強さとは対照的に、限りなく静かな真昼の光景です。 建物と庭は主従の関係ではなく、等価に存在していて … “夏の沖縄20” の続きを読む
フクギ並木沿いに建つ民家の何気ない風景。
日差しの強さとは対照的に、限りなく静かな真昼の光景です。
建物と庭は主従の関係ではなく、等価に存在していて
日差しや木陰も含め、気持ちのいい間をつくっています。
路地との間に境はなく、すべてが流れるような空間で
そのおおらかさがとても心地よい。