塗り壁の打合せ

大津島の茶室は壁下地が組まれ、塗り壁工事に進みます。大工の御手洗さん、左官の福田さんと細かい納まりを打合せ。ここには直線はおろか、水平垂直も存在しません。この三次元的混乱をどのように仕上げるのか・・・いよいよ難解な局面を … “塗り壁の打合せ” の続きを読む




DSC051922.jpg


大津島の茶室は壁下地が組まれ、塗り壁工事に進みます。
大工の御手洗さん、左官の福田さんと細かい納まりを打合せ。



DSC051923.jpg


ここには直線はおろか、水平垂直も存在しません。
この三次元的混乱をどのように仕上げるのか・・・
いよいよ難解な局面を迎えます。


東山の家、棟上げ

抜けるような青空のもと、棟上げ工事がスタート。棟上げ前はいつも天気予報が気になる日々が続きますが今回は最高の日和になりました。日が西に傾くころ、無事、棟があがりました。大工の田畑さんによると、棟を上げるのは満潮の時間に合 … “東山の家、棟上げ” の続きを読む




DSC051920.jpg


抜けるような青空のもと、棟上げ工事がスタート。
棟上げ前はいつも天気予報が気になる日々が続きますが
今回は最高の日和になりました。



DSC051921.jpg


日が西に傾くころ、無事、棟があがりました。
大工の田畑さんによると、
棟を上げるのは満潮の時間に合わせるのがしきたりだそうです。
神様との関わりも深い大切な行事、無事完了です。


週末連載 スイス・ドイツ75

思わず目にとまった金細工の看板鳥が王冠のようなものをくわえています。マイスターによってつくられた精巧な細工と美しい曲線。もはや看板の役割を超えた存在感がありますがそれがそのまま店のイメージを伝え、さらにまちのクオリティも … “週末連載 スイス・ドイツ75” の続きを読む




DSC051919.jpg



思わず目にとまった金細工の看板
鳥が王冠のようなものをくわえています。

マイスターによってつくられた精巧な細工と美しい曲線。

もはや看板の役割を超えた存在感がありますが
それがそのまま店のイメージを伝え、さらにまちのクオリティもつくっています。



通り

夏の沖縄37

中村家住宅のプライベートゾーンとなる「裏座」奥には珊瑚の石垣で囲まれた裏庭があり、こちらも陰影がとても美しい。2014.10.17 設計事務所 TIME




DSC051918.jpg



中村家住宅のプライベートゾーンとなる「裏座」

奥には珊瑚の石垣で囲まれた裏庭があり、
こちらも陰影がとても美しい。

伊勢・京都視察22

皮一枚でつながっている感じ。伊勢神宮本殿の四周を囲う板垣が杉の大木に干渉しています。ご神木ですから切ってしまうわけにもいかないのでしょうがそうかといって垣根のほうを曲げて木をよけるのもいまひとつ、ましてや、途中でブツっと … “伊勢・京都視察22” の続きを読む




DSC051917.jpg


皮一枚でつながっている感じ。
伊勢神宮本殿の四周を囲う板垣が杉の大木に干渉しています。

ご神木ですから切ってしまうわけにもいかないのでしょうが
そうかといって垣根のほうを曲げて木をよけるのもいまひとつ、
ましてや、途中でブツっと切るのもはばかられる。
そんな気持ちが表れた微笑ましくも、誠実な仕事ぶりです。

東山の家 土台敷き

今週末の棟上げに向けて、土台敷き工事が進んでいます。棟梁の田畑さんがレベルをチェック、もう一人の大工さんが床鳴りを抑えるためのビス留をしています。床下換気は基礎パッキンを使います。浴室や土間周りは室内に冷気が流れ込まない … “東山の家 土台敷き” の続きを読む



DSC051913.jpg


今週末の棟上げに向けて、土台敷き工事が進んでいます。
棟梁の田畑さんがレベルをチェック、
もう一人の大工さんが床鳴りを抑えるためのビス留をしています。




DSC051914.jpg


床下換気は基礎パッキンを使います。
浴室や土間周りは室内に冷気が流れ込まないよう気密タイプを使用。




DSC051915.jpg


将来のメインテナンスに配慮して、排水管はサヤ管用のキットを使用。
万が一、排水管を取り替える時も基礎を壊さないですみます。




DSC051916.jpg


骨組となる部材も運び込まれて来ました。
今回、これらのほとんどが仕上げとして現しになります。
柱も梁もすべて国産の杉の無垢材で統一しました。
加工には神経を使う材ですが、粗野ながら木のもつ優しさも兼ね備えた良材です。

正伝寺 庭園

五山の送り火で有名な船山の山麓にある正伝寺、この庭園も小堀遠州によるものだそうです。サツキの刈込みを抽象化した七五三のリズムで手前に配し土塀越しに比叡山を借景で取り込んでいます。ここでは、壮大かつ大胆な構想で遠近の融合を … “正伝寺 庭園” の続きを読む




DSC051912.jpg


五山の送り火で有名な船山の山麓にある正伝寺、
この庭園も小堀遠州によるものだそうです。

サツキの刈込みを抽象化した七五三のリズムで手前に配し
土塀越しに比叡山を借景で取り込んでいます。

ここでは、壮大かつ大胆な構想で遠近の融合を図っています。
小堀遠州、恐るべし。


週末連載 スイス・ドイツ74

こちらのカフェもスタンバイOK。鮮やかな色合いのテーブルクロスがお客をお出迎え。チェーン店では決して味わえないひとつひとつのしつらえにもお店のセンスが光ります。2014.10.11 設計事務所 TIME




DSC051911.jpg


こちらのカフェもスタンバイOK。
鮮やかな色合いのテーブルクロスがお客をお出迎え。

チェーン店では決して味わえない
ひとつひとつのしつらえにもお店のセンスが光ります。

夏の沖縄36

沖縄の強い日差しと深い軒下によって生まれる光と影。ここでは伝えられないのが残念ですが、午後の静かな風がかすかに流れ、時が止まったようなこの場所で自分の心も静かにクールダウンしていきます。2014.10.10 設計事務所  … “夏の沖縄36” の続きを読む




DSC051910.jpg



沖縄の強い日差しと深い軒下によって生まれる光と影。

ここでは伝えられないのが残念ですが、
午後の静かな風がかすかに流れ、時が止まったようなこの場所で
自分の心も静かにクールダウンしていきます。


伊勢・京都視察21

式年遷宮を終えた伊勢神宮、その古いほうの社殿。屋根の萱には苔が生え、ヒノキは褐色になり、20年分の風化はものすごくリアルです。あえて、朽ちていく素材を使い、新陳代謝の循環に価値を見いだしています。メインテナンスフリーも悪 … “伊勢・京都視察21” の続きを読む




DSC051909.jpg


式年遷宮を終えた伊勢神宮、その古いほうの社殿。
屋根の萱には苔が生え、ヒノキは褐色になり、
20年分の風化はものすごくリアルです。

あえて、朽ちていく素材を使い、
新陳代謝の循環に価値を見いだしています。

メインテナンスフリーも悪くはないけど
こっちの考え方のほうがやはり文化的です。