松下村塾に残る旧家。
襖が開け放たれて風通しのよさそうなこの家、
畳の間がいくつもつながり、襖の開け閉めで広さが変化します。
くらしのかたちに合わせて住いがやわらかく変化する様は
包むものに合わせて自在に使える風呂敷のようです。
「何LDK」という判で押したような退屈な家とは違い
変幻自在に何通りもの使い方ができる昔の家はとても楽しげです。
松下村塾に残る旧家。 襖が開け放たれて風通しのよさそうなこの家、 畳の間がいくつもつながり、襖の開け閉めで広さが変化します。 くらしのかたちに合わせて … “変幻自在” の続きを読む
松下村塾に残る旧家。
襖が開け放たれて風通しのよさそうなこの家、
畳の間がいくつもつながり、襖の開け閉めで広さが変化します。
くらしのかたちに合わせて住いがやわらかく変化する様は
包むものに合わせて自在に使える風呂敷のようです。
「何LDK」という判で押したような退屈な家とは違い
変幻自在に何通りもの使い方ができる昔の家はとても楽しげです。
週末に訪れた萩のまち、 写真は松陰神社近くにある東光寺。 毛利家の墓所となっているこの場所は、圧倒的な密度の灯籠が印象的です。 自然の森のなかに与えられた秩序が場に … “場に力” の続きを読む
週末に訪れた萩のまち、
写真は松陰神社近くにある東光寺。
毛利家の墓所となっているこの場所は、圧倒的な密度の灯籠が印象的です。
自然の森のなかに与えられた秩序が場に力を与えています。
いびつな形の中にくらすかたち。 お待たせしています城ヶ丘の家。 平面をグラフィックにまとめてコンセプトを再確認。 白と黒の空間が図と地を超えて広がるくらしのかたちを … “図と地を超えて広がるくらし” の続きを読む
いびつな形の中にくらすかたち。
お待たせしています城ヶ丘の家。
平面をグラフィックにまとめてコンセプトを再確認。
白と黒の空間が図と地を超えて広がるくらしのかたちを目指します。
山口の旧市街地で行なわれているアーキテイルズ展。 材木屋の倉庫と現代アートが一体化したような空間です。 右側のノッポの男性がアーティストの笹原晃平さん。 ひさしぶり … “アーキテイルズ展” の続きを読む
山口の旧市街地で行なわれているアーキテイルズ展。
材木屋の倉庫と現代アートが一体化したような空間です。
右側のノッポの男性がアーティストの笹原晃平さん。
ひさしぶりに頭の中がスカッとする表現のできる人に出会いました。
アーキテイルズ展は10月7日まで
http://www.doafront.org/news.php
ナガオカケンメイの d design travel、 その山口本をつくるために開かれたワークショップ。 県内から面白好きの面々が集まっての デザインの掘り出し物探し … “d design travel の山口” の続きを読む
その山口本をつくるために開かれたワークショップ。
県内から面白好きの面々が集まっての
デザインの掘り出し物探しのような試みです。
ナガオカさんが終始、場を和ませながらの興味深いひとときでした。
門の向こうに、いにしえの朝鮮が見える。 現代のソウルをめぐる3日間の旅では 歴史と現代のハザマの中に現れる生き生きとした文化、 そしてデザインの国としても一面を見る … “週末連載~ソウルvol.65” の続きを読む
門の向こうに、いにしえの朝鮮が見える。
現代のソウルをめぐる3日間の旅では
歴史と現代のハザマの中に現れる生き生きとした文化、
そしてデザインの国としても一面を見ることができました。
伝統とモダンが共存する有り様は日本にも似ていながら
独特の微差も感じました。
韓国の持つ不思議と発見はまだまだ一杯ありそうです。
ぜひ、改めて訪ねてみたい魅力に満ちています。
NHKの世界ふれあい街歩き、 昨日はオランダのユトレヒト、運河の美しい町でした。 番組の最後に出てきた初老の紳士、 郊外から旧市街の素敵な家に越してきたそうで、 家の中を案内しながら、「欠点も … “ユトレヒトのまちから” の続きを読む
NHKの世界ふれあい街歩き、
昨日はオランダのユトレヒト、運河の美しい町でした。
郊外から旧市街の素敵な家に越してきたそうで、
家の中を案内しながら、「欠点も多いよ」といいながら
螺旋階段の昇り降りの大変さや窓の隙間風の悩みを話します。
しかし、
「それでも、この家に住めるなら我慢するさ」と一言。
性能では語れない愛着という家の価値が滲み出す一言です。
欠点の少ない高性能の家も悪くはないですが
できれば、古くなっても愛着が薄れない、そんな家をつくっていきたいですね。
書の坂本先生から教えていただいた 長谷川櫂氏の著書、和の思想。 いわゆる「和風」と「和」の違いをわかりやすく説いています。 日本という特徴は、なにも畳 … “和の思想” の続きを読む
書の坂本先生から教えていただいた
長谷川櫂氏の著書、和の思想。
いわゆる「和風」と「和」の違いをわかりやすく説いています。
日本という特徴は、なにも畳や着物、和食にあるのではなく
モダンな今の暮らしの隅々に存在する。
吸収力旺盛な「混ぜる国」日本の本質をついています。
木の看板に書かれた名前は土俗村蔘鷄湯。 旅の終わりにやってきたのは、蔘鷄湯(サムゲタン)の有名店。 評判に違わぬ鶏とスープのおいしさは絶品です。 近代化が進み、オシ … “週末連載~ソウルvol.64” の続きを読む
木の看板に書かれた名前は土俗村蔘鷄湯。
旅の終わりにやってきたのは、蔘鷄湯(サムゲタン)の有名店。
評判に違わぬ鶏とスープのおいしさは絶品です。
近代化が進み、オシャレなカフェも増える中にも
オリジナルの韓国が息づいています。
縁あって、見せていただいた住宅の現場。 つくっているのは、錦帯橋の架け替えを手がけた海老崎棟梁。 ローコストと言いながらも、しっかりとした骨組みです。(接合部に注目 … “100年単位で考える” の続きを読む
縁あって、見せていただいた住宅の現場。
つくっているのは、錦帯橋の架け替えを手がけた海老崎棟梁。
ローコストと言いながらも、しっかりとした骨組みです。(接合部に注目)
法律では、住宅の骨組みに10年保証が義務付けられていますが
「そんなもん、瞬きみたいなもんですよ」と棟梁。
そこには、100年単位でものづくりをする技と哲学がありました。