大神の家2、現場では土台の敷き込みが行われました。
いよいよ今週末の棟上げの予定です。
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玄関までのアプローチにつける庇のモックアップ
庇は跳ね出し長さが1mを超えるため、
強度やプロポーションなどを確認するために
工務店の倉庫で実物大のサンプルを作ってもらいました。
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庇先端側から見たところ
30ミリ厚の杉材は根元側から徐々に絞り込んでスッキリ見せます。
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庇は軽量化のため軒天の仕上げを省略し、
垂木や庇裏面の野地板を表しにします。
外壁のガルバリウム鋼板の色に合わせて、
垂木や野地板に塗る防腐塗料の色決めも行いました。
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工務店の敷地内には、内装に使う杉板が積み上げられ
余分な水分を抜くため、隙間をあけて乾燥させていました。
今年の春から続いているウッドショックの影響で
木材価格が全般的に高止まりしています。
一方で、内装を板張りにしたいとの建主の希望もあり
できるだけコストを抑えるため、工務店と材料を探したところ
構造下地材として使う貫板(ぬきいた)の提案があり、サンプルをとって検討。
市販の仕上げ材に比べるとラフな感じはありますが
逆に木の小屋のような野趣あふれる面白みが出そうです。
しかも無垢材なので
木の香りも感じられ、断熱性、湿気の吸放湿性なども優れていて
構造用合板よりも価格が安く、案外メリットも多くあります。
最終的に建主にも確認し、この材料で進めることになりました。
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貫板の表情
そもそも下地に使われるものなので
表面はざらついて節もあり、決してきれいな材料とは言えません。
正直、神経質な方にはお勧めしませんが
比較的おおらかなお客さんには十分に可能性のある材料だと思います。
特に、精度の高い工業製品があふれる今の時代にあっては、
素っぴんのように化粧っ気が抜けてざっくりした自然な質感が
人間にとってほどよい雰囲気を与えてくれそうな予感がします。
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木口側から見たところ
自然素材ゆえに一枚一枚の表情が少しずつ違い、
それゆえに、これらが集合して大きな空間になった時
どのような味が出てくるのか、楽しみです。