山口のプロジェクト、植栽工事

山口市のプロジェクトは、今週から植栽工事が始まりました。

建物の表側は敷地の半分が自宅と店舗来客用の駐車場になるため、植栽は建物際の幅1mほどのスペースに限られています。

植栽工事を担当する松樹園と打合せを重ね、限られたスペースでも効果的な演出ができるよう、樹木の種類や枝ぶりなど、色々と工夫を凝らしていただきました。

 

 

日本酒のテイスティングができるお店の入口

隠れ家的な小さなお店は真鍮の扉のみのストイックな雰囲気ですが、両側に配された表情豊かな枝ぶりの樹木が白い壁にシルエットを写し出してくれるでしょう。

 

2026.3.27 設計事務所 TIME

山口のプロジェクト、家具搬入

山口市のプロジェクト、内装工事が終わり、家具や照明器具が搬入されました。

手前のダイニングテーブルはトチノキの無垢板、シンプルな空間に存在感が感じられます。合わせる照明はルースポールセンのラジオハウスペンダント。

奥のソファコーナーにはヌースプロジェクトのゆったりしたソファセット、シックな色合いが空間と調和しています。

ローテーブルは自然石をラミネートしたもので、有機的な形がダイニングテーブルと響き合います。

今回の家具と照明は、SKP合同会社の廣中夫妻にセレクトしていただきました。一見、モノトーンの無機質な空間ですが、抑制を効かせながらもひとつひとつのものたちがしっかり吟味され、豊かな居心地をアレンジしていただきました。

 

2026.3.8 設計事務所 TIME

 

高水の家、地鎮祭

天皇誕生日の昨日、高水の家の地鎮祭が行われました。

家の工事に先立って擁壁工事を行うため、土用の期間を避けて工事の安全を祈願、神主さんからは地鎮祭について詳しい説明もありました。

建物を建てる土地にはもともと土地の神様が存在し、そこには土や水、日光や風、土地に住まう虫やミミズ、それを餌にする鳥やとかげなど、生きとし生けるものが調和して存在しており、その状態を建物を建てることによって一時的に乱すことになるため、土地の神様にお許しを得るもの、だとのこと。

確かに、人間だけの都合で好き勝手に建ててよいものではない、そのことを改めて考えさせられました。

 

 

 

 

 

宇部西岐

歴史をつなぐ家

宇部西岐波のリノベーションの工事が完了しました。

写真は玄関ホールを兼ねたダイニングルームの南面窓を改修したもの。建て主のご要望をもとに、予算を調整しつつ、木製の格子窓にこだわり、うたた寝もできそうな奥行きのあるベンチを造り付けています。

 

 

もともとは少し暗い窮屈そうな部屋でしたが、窓周りをデザインし直すことで余白のある穏やかな雰囲気に変わりました。

 

 

改修前のダイニングとキッチン

18畳ほどの広い部屋ながら、物があふれて居心地を失っていました。

 

 

改修後のダイニングキッチン

天井を取り払い、既存の木造トラスを生かした高い天井、空間の広さを生かしたオープンキッチン、そして、南からの光が降り注ぐ格子窓とベンチによって居心地のよさを取り戻しました。

 

 

改修前のキッチン回り

調理や収納スペースは充実していましたが、ダイニングとの間を仕切る収納家具によって北向きの暗い空間になっていました。

 

 

改修後のキッチン

オープンキッチンによってダイニングと一体感のある空間に改め、北窓から屋外の眺めにも視線が広がる空間となり、風通しもよくなりました。

 

 

改修前のリビングと玄関

昭和を感じさせる洋室のデザインで濃い木目の壁板がやや重たい感じの印象でした。

 

 

改修後のリビングは壁や天井をしっくい塗装のシンプルな空間に改め、一日中日当たりのよい明るい空間へ。

ダイニングとの間を仕切っていた収納を取り払い、リビングダイニングの中心に薪ストーブが設置されました。

 

 

キッチンからの見たリビングダイニング

建主のご要望に合わせ、3部屋に仕切られていた空間は、緩やかにつながる奥行きと広がりのあるワンルームになりました。

古いものと新しいもの、和の要素と現代的な要素、表情や質感のある無垢板とシンプルな白い壁など、対象的な要素が絡み合いながらも、それらが違和感なく同居し、築60年を超える家は新たな歴史をつないでいくことになりました。

 

2026.2.15 設計事務所 TIME

山口のプロジェクト 仕上工事進行中

山口市のプロジェクトでは、店舗の厨房カウンターの腰壁に左官工事が行われています。

しっくい塗装の白い空間に合わせるのはモルタル仕上げのグレーの壁、装飾的要素の少ない控えめな表情ですが、徹底した簡素な仕上げが空間に緊張感を与えてくれると期待しています。

 

 

 

応接室を兼ねたリビングルームの外部には奥行き3mのウッドデッキ工事が始まりました。建物本体を施工した棟梁が、丁寧に加工組立を行ってくれています。

こちらも仕上がりが楽しみです。

 

2026.2.4 設計事務所 TIME

造付の木製ベンチ

宇部西岐波の工事では木製の造付ベンチが設置されました。

しっくい塗装の白を基調として、ナラ材の床や古色の小屋組、再利用した木製建具やラワンの造付キッチン、杉材の木製ベンチなど、様々な樹種や色合いが違和感なく共存しています。

 

 

木製ベンチはクッションを置いてゆったりと座ってもよし、奥行きが67センチあるので、日当たりのよい午後などはデイベッドとしてうたた寝もできそうです。

 

2026.1.21 設計事務所 TIME

それぞれの工事進行中

山口のプロジェクト、日本酒の角打ちバー

造作と塗装工事が終わり、白い抽象的な空間に竪繁格子だけが浮かび上がっています。余白の多い空間を夜の照明がどのように色付けていくか、重要な局面に進んでいきます。

 

 

宇部西岐波のリノベーションはLDKの工事がひとまず完了し、造付のキッチンも姿を現しました。

 

 

 

照明に照らされた天井は、トラスの小屋組による豊かな表情を映し出しています。

 

2026.1.9 設計事務所 TIME

劇場よりも日常

あけましておめでとうございます

現在、昨年から続いている2つの住宅の工事が追い込みに入っています。

ひとつは角打ちという立ち飲みの日本酒パーを併設する住宅で、大型犬との暮らしを楽しむためのこだわりがいろいろ詰まっています。

もう一つの家は、築60年以上の愛着のある家を次の世代に繋いでいくためのリノベーションです。

さらに、設計中の新築住宅が2件、いずれも建主の思いがこめられた内容で、その思いを受け止めつつ、愛着が醸成されるような懐の深い家をめざしています。

近年はSNSの普及でひときわ目を引く劇場型の ”映える” 画像や動画が瞬時に、そして大量に見られるようになり、建主からのご要望も少々過熱気味です。

もちろん ”映える” 見た目もよいですが、瞬間的なインパクトだけでなく、リアルな暮らしの中からからにじみ出る日々の味わいを大切にデザインしていきたいと考えています。

「劇場」よりも「日常」を、その何気ない日常を豊かにできるような建築とは何か、今年も探求して参ります。

 

2026.1.5 設計事務所 TIME

2025年を振り返る

2025年もあと2日、当事務所も今日で仕事を納めます。

今年は、3つの工事と2件の設計が同時進行し、息つく暇もないないような非常に多忙な一年となりました。

そんな中、児玉神社の社務所建替え工事が12月に無事完了しました。神社の本殿に対し、地味な脇役に徹しながらも、境内に静かな緊張感が生まれるような質実とした外観で参道を引き締めるデザインにまとめています。

その他、リノベーションと新築住宅の工事も大詰めで、2月中には完成する見込みです。

 

 

設計中の高水の住宅は現在見積調整中で春から工事に取り掛かる予定です。

大屋根に包まれた30坪の平屋は木造の骨組みが現しで、ワイドな開口が庭に向かって開いていて、のびのびと家族が暮らせる空間です。

もう1件は、茶室のある60坪ほどのやや大きめの住宅で、現在基本設計を進めているところです。

1件1件の住宅にはそれぞれに個性があり、その個性が住む人の暮らしを豊かにし、住み続けるとともに愛着が育まれる、そんな住宅をめざして、建物が完成する最後の最後までデザインを練りこんでいく所存です。

来年もどうぞよろしくお願いします。

 

2025.12.30 設計事務所 TIME

仕上工事が大詰め

しっくい塗装の白い空間と表情豊かなトラス架構の吹抜け天井

宇部西岐波の家のリノベーションは、LDKの仕上工事が大詰めです。断熱の補助金対象となるこの空間を年内に仕上げます。

 

 

キッチンスペースも天井が高く、開放的な空間です。

 

 

階段部分もしっくい塗装でまとめることですっきりとした仕上がりになりました。

 

2025.12.25 設計事務所 TIME