ステイホームを考える

 
東京などに緊急事態宣言が出されて一ヶ月あまり。
ステイホームを続けた中でわかったことの一つが「居心地」の大切さです。
 
長時間同じ場所に閉じこもればどうしても窮屈に感じます。
その気分を少しでも和らげてくれるのが居心地ではないでしょうか。
実は、家の「見た目」や「広さ」以上に大切なことかもしれません。
 
城ケ丘の家では、
家は小さく、でもその分、庭を広く取っています。
庭の一部はウッドデッキで家とのつながりをつくり
庭に大きく開くことで広さ以上の「広がり」を大切にしています。
 
暮らしは家の中だけで成り立っているわけではありません。
家の中でも外でも過ごす場所があれば、気分の切り替えも可能です。
 
庭やその先の環境も含めたデザインが、いかにくらしにとって大切か、
期せずして、そのことを改めて実感させられます。
 
 
 

2020.5.13 設計事務所 TIME

 

ただいま勉強中

 

コロナの影響で遅れていた新学期がもうすぐスタート、
感染拡大を警戒して学校もオンラインです。

マイクロソフトTeamsというソフトを使うということで
ひとまず使い方を勉強中。

少しでも学生たちの学ぶ機会が失われないように
我々大人にとっても、できることはとにかくチャレンジです。

2020.5.6 設計事務所 TIME

ウッドデッキ、再塗装

城ケ丘の家のウッドデッキ、
雨や紫外線にさらされて、建物の中で一番劣化が激しい部分ですが
前回の塗装から2年が経ち、さすがにかなり色褪せてきました。
今回もGW時期の快晴の日をにらんで再塗装を行います。
 
 
 
 
 
初日はデッキブラシで汚れを洗っていきます。
この家ではウッドデッキはリビングよりも広く、
全体で12坪もあるので、洗うだけでもかなりの作業量です。
 
 
 
 
 
 
2日目はいよいよ全面塗装です。
オスモのウッドステインプロテクターの2回塗りです。
 
塗りたてはかなり艶が激しいですが
1ヶ月もすると。艶がなくなっていい感じの表情に変わります。
 
2日がかりの大作業でしたが
この時期の晴天のおかげで順調に仕上がりました。
 
 

心を寄せ合う

南フランス、アルルの街角。
2007年に訪れた旅の中で特に好きな写真の一つです。
 
路地に出されたテーブルを囲んで会話する大人たちと子供ひとり。
小さなテーブルがコミュニティの受け皿となり、人と人を結びつけています。
 
今はソーシャルディスタンシングでこんなことができませんが
彼らと同じように「心を寄せ合う」という行為は十分に可能です。
 
 
 
 

ビデオ通話で打合せ

大分のお客さんとビデオ通話を使っての打合せ。
多少不便はあるものの、相手の表情を感じることができるので
距離の制約をかなり和らげてくれます。
 
こんな時勢ですが、それでもこのように仕事を通じて
社会活動をつづけられていることに感謝です。
 
 
 

アウトドアミーティング

カピン珈琲にて打合せ、
ウイルス感染も考慮して、アウトドアでの打合せとなりましたが
おだやかな春の日差しのもと、とても心地よい環境での打合せです。
 
 
今日は、いただいたご要望をもとに
スタディした模型を見ていただき、空間のイメージを共有。
さらに図面にて幾つかの課題や制約を調整しました。
 
新築でもそうですが、
リフォームやリノベーションでは既存の構造や寸法上の制約がいくつもあります。
 
そして、その制約の中で二者択一を迫られることも多々ありますが
あえて二兎を追わずに上手な選択ができれば、
空間はおのずとクリアになり、よいデザインへ向かうことができます。
 
 
 
 
打合せが一通り終わったところで、軽いランチをごちそうになりました。
ピクニック気分でのホットサンドが実においしい。
 
 
 
 
締めには、ご主人直々に入れていただいた珈琲を。
ランチも含め、充実した打合せになりました。
 

追いついてきた!

店舗の用途変更手続きのお手伝いで商店街にやってきました。
コロナウイルスの影響か、午前中のまちは閑散としています。
 
 
 
 
昨夏の大雨による浸水被害を受けた銀南街。
今年3月にようやく全面復旧を果たしましたが、
まだまだダメージは大きく、そこへコロナが追い打ちをかけています。
 
長期の不振に続いてコロナの影響で大変な状況ですが、
今日は、コロナウイルス終息後の近未来の話です。
 
 
(クリックすると拡大します)
 
 
国交省が歩行者中心のまちなか整備に舵を切ったのです。
 
地方は車社会だからと、誰も疑うことなく
まちなかに駐車場ばかりを増やしてきましたが
まちはまったく元気になりませんでした。
 
私たち建築士会の有志は、
「車中心から人間中心へ」をスローガンに
10年前から様々な活動を通じて、訴えてきました。
 
 
 
 
この写真はH24年に市の社会実験でつくった銀座通りの憩いの場です。
 
駐車場より、まちで気持ちよく過ごせる時間を提供すること、
そのことの重要性を訴えました。
 
ここまで長い月日が経ちましたが、
ようやく国の考えが私たちの考えに追いついてきた!
そんな思いです。
 
コロナウイルスとの闘いはまだ始まったばかり。
かなりの長期戦が予想されますが
そのためにつながれない人と人が再び平和なまちを獲得した時に
再びつながりあうための、とても大事な話です。
 
 

臼杵の家、模型スタディ

臼杵の家では、引き続き模型でのスタディ中です。
 
内外の仕上げのご要望に合わせて、テクスチャーを貼り付け
よりリアルなイメージを反映させています。
 
もちろんCGでも検討は可能なのですが
実際の明るさや光の回り具合などは、やはり模型の方が現実に近いので
できるだけ模型でのチェックを行うよう努めています。
 
壁まで仕上がったところで、
これから屋根の架構の製作に取り掛かります。
 

カウンター仕上げのスタディ

 

 
診療所の改修計画にて。
既存カウンターの腰壁は後ろの壁と同じシナベニヤ、
それを図のような質感の違う左官の壁に仕上げていく予定です。
 
 
 
 

左官屋さんがいくつかパターンの違う塗り見本を作ってくれました。
モノトーンを基調に淡い色や濃い色、表情の違うパターンなど
落ち着いた品のある表情を求めて、これから調整していきます。
 
 
 
 

カピン珈琲にて

プチリフォームの打合せでカピン珈琲にお邪魔しました。
 
珈琲豆御渡所は完成から早6年、
外壁は汚れもほとんど目立たず、良い表情です。
銅製の扉は赤褐色の渋い色合いに熟成しています。
 
 
 
 
 
「サンドウィッチでもどうぞ」と
昼食をはさみながらの打合せになりました。
いつもお気遣い、ありがとうございます。
 
 
 
 
 
帰りに購入した2種類の豆。
今回は、タンザニアとニカラグアのものをいただきました。
オーナーのこだわりをゆっくりと味わいます。