臼杵の家、耐震チェック

先週に引き続き、照明や電気の打合せと耐震調査のため
臼杵の現場に行ってきました。
 
耐震調査ではやや大スパンで特殊な架構となるキッチン部分について
設計通りの強度がとれているか、現地で確認を行いました。
 
 
 
 
 
最初にトラス梁の接合部の仕様や部材の留付けの状態など
構造設計の仕様と現場の施工状況を照合。
 
 
 
 
 
仕様の確認が終わったあとは常時微動の測定です。
以前、櫛ヶ浜の家の耐震調査でも使用した測定器で
実物の建物での固有周期を測定します。
 
 
 
 
梁上に載せた測定器の振動がパソコンでデータ化され
建物の固有周期が測定されます。
 
現段階での固有周期は0.16秒で
新築の平屋部分としては良好な数値でした。
(一般的な木造の新築建物は0.1〜0.5秒)
 
 
 
 
最後に柱や梁など、部材のヤング係数も測定してもらい
耐震調査を終えました。
 
今回はやや複雑な架構になっていましたが
実際の測定により、耐震性が実証できました。
 
 
 

櫛ヶ浜の家、常時微動計測

櫛ヶ浜の家で完了後の耐震性確認のため
グリーンデザインオフィスの岩田さんにお願いし、常時微動計測を行いました。
 
 
 
 
建物の小さな揺れは目には見えないですが、
風や人の動き、道路を走る車の振動の影響などで常に動いているそうです。
 
その微細な動きをこの10センチ角ほどの小さな機械で計測することができます。
これによって建物の硬さや揺れやすさなど、耐震性を判断することが可能です。
 
 
 
 
まず固有周期をは計測、
耐震改修前と比べて振幅が小さくなり、明らかに固有周期が短くなっています。
 
 
 
 
 
次に柱を押して建物に振動を加え、揺れの減衰を計測。
こちらも、改修前に比べて、減衰時間が確実に短くなっています。
 
今回、家全体をジャッキアップしてベタ基礎を設置し
骨組みに耐力壁を追加することで耐震性が確保されたことが証明されました。
 
あたかも高齢者が現役並みに若返ったといった感じで
古さと懐かしさを兼ね備えた家は、さらなる歴史を刻んでいくことでしょう。
 
 

耐震調査

 
 
 
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櫛ヶ浜の町家にて耐震調査を行いました。
この装置は建物の揺れを測定するもので
これを小屋裏、2階床、1階床に置いて、それぞれの揺れを測定します。
 
今回は建物が古く、耐震診断の難易度も高いため、
経験豊富なグリーンデザインオフィスの岩田さんに調査を依頼。
 
 
 
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小屋裏に昇って、小屋組をチェック。
梁には松の丸太が使われており、時代が現れています。
 
 
 
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耐震性にも関わる土壁の壁厚もチェック。
 
 
 
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測定されたデータがパソコンに写し出されます。
このデータからおおよその耐震性をチェックすることができるそうです。
 
 
 
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お住いの家の中には、この町家の外観写真が額入りで飾られていました。
歴史を刻んだこの町家への思いが伝わってきます。
 
今回の調査結果をもとに、
未来に向けての再生プロジェクトに挑んでいきます。