直線のコンポジション 神勝寺一来亭、座敷の風景本堂から脇道を下りて行った木立の中にある一来亭。千利休が建てた茶室を中村昌生氏の設計で復元したものです。屋敷の座敷部分にもさりげないデザインが施されています。畳割と縁の線、柱や鴨居の軸組、壁の素材、腰張りや襖の配色や比率、障子や天井のライン。直線のみで構成された空間は一見あっさりとした印象ですが、決して単調ではなく、十分に抑揚が感じられます。2016.11.16 設計事務所 TIME