チューケン本社ビル サイン工事2

先日据え付けたステンレスのサインベースに社名のシートを貼付け
サイン工事が完了しました。
 
 
 
 
 
 
ステンレスはツヤの少ないバイブレーション仕上げで
建物のルーバーにできるだけ近い質感に合わせています。
 
 
 
 
 
 
遠目に見ると本社ビルと同じような質感で控えめに光り
イメージ通りの調和した表情にまとまりました。
 
 

チューケン本社ビル サイン工事

本社ビルの改装石田整形外科の工事などでお付合いのある建設会社で
本社のサインが破損したため、改めてサインを作り直すことになり
そのデザインを依頼されました。
 
写真(モンタージュ)はそのデザイン案です。
 
アルミルーバーによる水平ラインを意識した本社ビルに合わせ
高さを抑えた横長のステンレスプレートが浮遊するようなデザインです。
 
 
 
 
 
加工が終わり、現場に運び込まれたサイン
 
ステンレスプレートの長さは3.4m、厚さ12ミリの無垢板で
プレートの裏側に同じく12ミリのフラットバーの足が溶接されています。
 
このサイズの一枚板はなかなか在庫がなく、
溶接による歪みも出やすいため製作の難易度が高いということで
思いのほか細かい寸法調整などに苦労しましたが、
なんとか製作にこぎつけました。
 
ごまかしのきかないシンプルなデザインほど加工は難しいことを
今回の仕事で改めて実感しました。
 
ステンレス無垢板のサインは100㎏以上の重量があるため
ユニックで釣り上げてセットします。
 
 
 
 
 
基礎は元のサインのコンクリート基礎を再利用、
横長のプレートが地面から浮いているイメージを出すため
コンクリートをコア抜きし、サインの足を埋め込むだけで
余計な形を可能な限りそぎ落とし、目立たないようにします。
 
 
 
 
 
 
まず、コア抜きした部分に残る不要な鉄筋をガス切断
 
 
 
 
 
 
コア穴が整ったところでサイン本体を据え付け
 
 
 
 
 
 
レベルや傾きを慎重にチェックしながら調整
 
 
 
 
 
 
地面から浮かす高さを基礎の状況を見ながら設定
 
 
 
 
 
 
モルタルを充填して据付完了です。
 
サインの長さは車の進入路との関係で当初の案よりやや短くなり
プロポーションが少し変わっています。
 
それでも、後ろにある建物のルーバーと水平ラインが共鳴し
一体感のあるデザインになっています。
 
基礎のモルタルが完全に乾いたら養生シートをはがし
ロゴサインを貼って仕上がりです。