国道376号線沿線、
山をバックにして基壇の上に置かれた社殿、ではなくて車庫!
屋根も壁もトタンの波板でとてもシンプルです。
なにより、軒の出のプロポーションがいい。
手前に干してある洗濯物が結界をつくっているようにも見えてしまう。
国道の路側帯に配された石組みとの関係性といい、
偶然とは思えないほどに、この場には秩序が立ち現れています。
伊勢神宮のような神々しさを感じるのは私だけか・・・
国道376号線沿線、 山をバックにして基壇の上に置かれた社殿、ではなくて車庫! 屋根も壁もトタンの波板でとてもシンプルです。 なにより、軒の出のプロポーションがいい … “何気ない風景@高瀬” の続きを読む
国道376号線沿線、
山をバックにして基壇の上に置かれた社殿、ではなくて車庫!
屋根も壁もトタンの波板でとてもシンプルです。
なにより、軒の出のプロポーションがいい。
手前に干してある洗濯物が結界をつくっているようにも見えてしまう。
国道の路側帯に配された石組みとの関係性といい、
偶然とは思えないほどに、この場には秩序が立ち現れています。
伊勢神宮のような神々しさを感じるのは私だけか・・・
光の海商通りを歩いていたところ、 ただならぬ空気感を感じて写メでパチリ。 白砂に灯籠が空間を引き締める中、 その奥に鎮座する倉庫と思われる小屋の なん … “何気ない風景@海商通り” の続きを読む
光の海商通りを歩いていたところ、
ただならぬ空気感を感じて写メでパチリ。
白砂に灯籠が空間を引き締める中、
その奥に鎮座する倉庫と思われる小屋の
なんとも佇まいのよいこと。
L字に囲い込むブロック塀やアルミのベランダの柱や軒下、
これらが空間に抑揚を与え、調和を生み出しています。
チープな既製品的な素材感で出来ているところに
数寄を感じてしまいます。
駅前の自転車たち。 人気のない西戸崎駅前。 何気なく置かれているような自転車たち、 不思議な散らばり方にちょっとアートな予感です。 2011.11.1 … “何気ない風景@海ノ中道” の続きを読む
下関郊外を走る。 両側に並ぶ、おなじみの看板、看板、看板・・・ 下関と言わなければわからない、どこにでもある風景は まるで架空のまちのようです。 ラス … “何気ない風景@郊外” の続きを読む
下関郊外を走る。
両側に並ぶ、おなじみの看板、看板、看板・・・
下関と言わなければわからない、どこにでもある風景は
まるで架空のまちのようです。
ラスヴェガス的な虚構性をもつ郊外の風景は
この国に20世紀が惰性で続いていることを示しています。
シンプルな小屋。 &nb … “何気ない風景@賀茂神社2” の続きを読む
シンプルな小屋。
実は、境内にある便所です。
便所だからこそ、神様を祀る社殿より出しゃばらないように
簡素で無に徹する振る舞いを見せます。
波板スレートの屋根とプレーンな白い壁、
手前の板塀との対比も効いています。
引込み電線、照明、左足元の礎石などすべてが調和しています。
先週、出かけた光の賀茂神社。 &nbs … “何気ない風景@賀茂神社” の続きを読む
先週、出かけた光の賀茂神社。
左右にY字に分かれる2本の道。
その間に立つ鳥居、そしてY字を切り裂くように延びる参道。
その先に広がる神社の杜、そして後方の山並み。
意図的に造形されたこの場所は、まるでローマのポポロ広場のようです。
バロック的パースペクティブを持つこの場所は
自然の造形とも融合し、日本独特の神域をつくっています。
背伸びした家。 &nbs … “何気ない風景@小野田” の続きを読む
背伸びした家。
小野田の現場打合せにて。
細長いプロポーションに屋根と壁と小さい庇。
瓦の風情も抜群です。
そして象徴的な窓。
窓の位置がまたいいですねぇ。
このアルミサッシュがモルタル壁と対照をなして効いてます。
そして、
なんといっても窓の上の見事なひび割れ。
金継ぎすれば、利休の茶碗にも負けない名作になるかも?
徳山駅前商店街にある銀南街。 &nbs … “何気ない風景@まちなか” の続きを読む
徳山駅前商店街にある銀南街。
昭和31年にかけられた、アーケード。
この商店街も50年余り歴史を経て、
いよいよリニューアルの計画が始まる予定です。
「銀南街」のロゴは、完全に時代から周回遅れになっていますが
どこか、堂々としていて、ユーモラスでもあります。
それにしても、なんで銀「南」街なんでしょう?
銀座通りの北にあるのに・・・・・
切断面。 ブロック塀は隣 … “何気ない風景@谷中 その30” の続きを読む
切断面。
ブロック塀は隣地(?)とのせめぎあいの末、
無残にも半分に切り落とされました。
都市の中に潜むイレギュラー。
しかし、
このイレギュラーこそ本来、都市の本質でもある。
これは、都市に限らず、人間が葛藤するところに現れるもの。
それこそが、味であり、切なさでもある。
レギュラーを求めた20世紀にはわかりえない奥深さです。
こんな刈込があるのか!!
およそ、日本の職人サンの仕事とは思えないほどシュール。
向かいの三井ホーム(?)に合わせたのでしょうか?
定かではありませんが、
おそらく、何がしかの化学変化の仕業には違いない・・・。
2010.7.7 設計事務所 TIME