何気ない風景@福山本通商店街

早朝のまちなか風景
 
ややくたびれた感じの商店街、
歯抜けになった敷地が奥に二つ連続してできたまちのエアポケットです。
そしてその先に見える白いパラソルは・・・
 
 
 
 
 
その正体はこれ。
 
かつてはまちの中心商店街だった本通、時代の変化でシャッター通りが進行。
昨年、通りのアーケードを撤去し、四季を感じる居心地のよい空間に様変わりしました。
設計は地元の建築家、前田圭介氏
 
 
 
 
 
 
撤去されたアーケードの代わりに7000本のステンレスワイヤーが張られ
夜はライトアップで金色に光ります。
 
おそらく現実的な選択から電柱と電線は地中化せず露出していますが
無数のワイヤーはかすかなフィルターとなり、その風景をマイルドにしています。
 
 
 
庭のような居心地になるとカフェもまちに開かれ、
通りの雰囲気はさらによくなっていきます。
 
 
 
 
おそらく老舗のお茶屋さんですが
通り沿いに整備された緑が店を引き立てています。
 
 
 
朝早くから植栽に水やりをする人がいました。
「大変ですね」声をかけると、「大変だよ」と。
水やりは商店街の決まりなんだそうです。
 
緑は手入れしないとすぐ枯れてしまいます。
生き生きとした状態を保つには常に手入れが欠かせませんが
緑の状態を見れば、みんなが協力して維持しているのがわかります。
 
 
 
 
潤いのある緑、そしてベンチ。
居心地を生み出すための必須アイテムたちが
寂れかけたまちの復活をアシストしています。
 

何気ない風景@櫛ヶ浜の家

工事現場に現れたタレル!
 いや、正確にはタレルっぽい風景です。
 
現在、再生工事中の築95年の町家、
雨よけのために窓を覆っているブルーシートから漏れる光が拡散し、
ほの暗いブルーな空間に変容していました。
 
作為のないところに図らずして現れたジェームズ・タレルでした。
 
 

何気ない風景@虹ケ浜

 
虹ケ浜の現場近くにゴジラが出現!
 
環境美化に関心をもってもらうために表現されたというこのゴジラ、
流木でつくられたその姿はなかなかのクオリティですが
安全を懸念する県の要請を受け、製作者により自主撤去されることに。
 
危険 → 撤去 というのは、異質なものを排除しようとする日本民族のDNAゆえか?
危険 → 安全にする という柔らかい発想ができないところに
活性化しない日本社会の問題の根深さが表れています。
 
危険で景観を阻害する空き家がなかなか撤去されないのとは対照的ですが
期せずして社会の矛盾をついた浜のゴジラ、
「オレはいつでも戻ってくるぜ!」と笑っているようにも見えるのです。
 
 
 
 

 

何気ない風景@美術博物館前

 
 
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周南市民ならよく知っているカバの地下道、
その後ろのビルには少し前までソフトバンクの店がありました。
 
店の移転とともにサインが撤去されて昼間は殺風景になりましたが
なぜか夜間照明だけが残っていました。
 
抜け殻に生き物の余韻を残すようなライトアップは
商業的なサインが省かれた分、逆に際立っていて
カバのシルエットとともに、シュールなアートの風景になっています。
 
 

何気ない風景、住まいにて





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カーテンに映った植物の影

朝の日差しをさえぎるため、カーテンを閉めたところに現れた姿、
まるでカーテン生地に染め込まれたようです。

この一瞬の映り込みを布地に刻み込みたい、
そんな思いから着物の柄ができたのではないか、
ふと、そんなことを思いました。

いずれにしても、
ここに宿る美は日本人の感性を揺さぶります。


何気ない風景@初音町




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3階建ての古いビル、
注目したのは3階の面格子付の窓

格子の並びが普通じゃない!
もはやアートのレベルと言えそうなほどです。

そもそも、この3階の窓に面格子が必要なのか・・・
そう考えると、やはりこの窓は意図的なアートなのではないか!
妄想は尽きません(笑)