寝室改造工事、仕上げ工事

寝室の改造工事、天井の塗装が完了。
天窓から広がる光が、小屋組の構造材を生き生きと浮かび上がらせます。
 
 
 
 
 
小屋を受ける梁は元は天井に隠れていた部分なので
かんな掛けされていないざっくりと荒い表情です。
そこへ柔らかい光が木材の表情を与え、豊かな陰影が現れています。
 
 
 
 
 
工場で製作されたレコード棚が現場に運ばれてきました。
電気配線を施し、ここからは大工工事で仕上げていきます。
 
 
 
 
 
裏面はレコードとオーディオ機器用の棚になっています。
レコードを入れる高さ2.2mの重たい棚なので、床下地を補強し、
地震で転倒しないよう、既存の柱に振れ止めを取っています。
 
 
 
 
 
外部サッシュのさらに外側に目隠し格子用の枠が取り付きました。
2.7mのワイドな開口全体に格子がはめられます。
 
 

寝室改造工事、途中経過

カピン珈琲の寝室改造工事
和室との間にくり抜かれたような形の開口ができあがりました。
 
写真では分かりづらいですが、
曲線から直線に切り替わるところがやや滑らかでないので
塗装前に少し手直ししてもらいます。
 
 
 
 
 
現場では塗装の下地工事が始まりました。
今回、壁から上の吹き抜け部分はプロの職人さんが仕上げます。
 
 
 
 
 
ベッドのバックボードを兼ねるレコード棚
粗方できあがった棚のつくりを家具工場にチェックしに来ました。
キャスター台の上に載っていますが、それでも2mを超える大物です。
 
 
 
 
 
奥行きが出っ張っている部分にはオーディオが設置されます。
まだ製作の途中なのでちょっと変な形ですが、
これから現場に搬入して大工さんと連携しながら仕上げていきます。
 
 

現代建築に勝る深みあり

重要文化財、旧毛利家本邸画像堂の保存修理工事
ヘリテージマネージャーを対象にした工事見学会に参加しました。
 
大正7年、自然の森を切り開いて造営された画像堂、
長年にわたり木々の落ち葉が屋根の排水を妨げ
雨漏りで傷んだ建物をこのたび修理することになったそうです。
 
 
 
 
 
建物は背の高い内陣(写真左端)のまわりに庇状に外陣が取り囲む形状。
外陣のしっくい壁部分に耐震補強を施し、仕上げ直しているそうです。
 
 
 
 
 
内陣を構成する骨組みは漆状の塗りを施し、黒光りする独特の表情、
床も黒を基調にした研ぎ出し仕上げで
伝統的な空間様式の中にも大正時代の近代的なセンスが見られます。
 
 
 
 
 
吹抜けた内陣上部の欄間には四周全体にガラス障子がはめ込まれ、
ハイサイドライトのように光が空間に降り注ぐ仕組みです。
 
この辺りのデザインにも、和の空間性とは異なる指向性があり
西洋建築にある垂直方向の特徴が見て取れます。
 
 
 
 
 
 
外陣部分の傷んだ屋根は吹き替え工事中
瓦の下地は土ではなく杉皮で、構造的な軽量化を考えていたのかどうか・・・
いずれにしても、湿潤な日本の気候に適した自然素材が生かされています。
 
 
 
 
 
 
内陣の宝形屋根
甍の生み出す優美な表現は和の伝統が生かされています。
それにしても、デジタルな機械がない時代に
三次元の造形をたくみに生み出すアナログの職人技はやはりすごい。
 
 
 
 
 
 
外陣、屋根垂木の間に通気抜きが設けてあります。
このあたりは、設計者による科学的な思考を感じます。
 
真壁構造や構造上の組み物、格子などのパーツなど
基本的な様式は和の伝統を引き継ぎながらも
明治以降に入ってきた西洋文化をアレンジしながら
伝統と現代性(時代性)との間での試行錯誤した姿が垣間見られます。
 
伝統は単なる過去の遺物ではなく、現代の文化にも確実につながっていることを
大正時代の設計者は今以上に意識し、時代の本質をつかもうとしたように思えます。
それは、単に新しいだけで無造作にデザインされがちな現代建築に勝る深みをもっています。
 
 

ただの換気用ではない窓

下地用のコンパネを曲線状にカットする大工さん
茶室の給仕口に着想を得て、火灯口風の開口部です。
 
 
 
 
 
コンパネ下地に仕上げのMクロス合板を重ね貼り
 
開口は南北の風の流れをつくるために
和室と寝室の間仕切りの一部をくりぬいたもの。
 
しかし、ただの開口では面白くない。
ということで伝統的な茶室の給仕口のイメージを引用、
高さも1.2mほどに抑えて緊張感をもたせています。
 
 
 
 
 
ほぼ形ができあがりました。
 
奥の和室側は荒い土壁に、
寝室側は白い空間に合わせて塗装で仕上げていきます。
 
 
 
 
 
こちらは小屋裏収納に新設する突き出し窓の枠材
 
雨がかり部分の木製窓なので
耐久性のあるしっかりとした赤身の杉材を手配していただきました。
 
 

トップライトの施工

カピン珈琲のリノベーション、
今日はトップライトの施工確認にきました。
 
すでに、屋根に穴が開けられています。
 
 
 
 
 
ほぼ真っ暗だった北側の部屋に眩しいほどの光が差し込んでいます。
もともと暗い部屋だっただけに、その効果は抜群です。
 
 
 
 
 
大工さんがトップライトの枠を取り付けているところ
ここから見ても、部屋全体に光が広がっているのがわかります。
 
 
 
 
 
 
 
枠を固定したのち、ポリカーボネイト板を取付。
 
 
 
 
 
 
ポリカーボネイト板と既存の防水紙との隙間を防水シートでしっかり塞ぎ
その上に瓦桟を固定してガラス瓦を載せていきます。
 
 
 
 
 
すべての瓦をはめ込んで工事完了。
なんともアナログでローテックな施工法ですが
職人さんの経験と勘所がとても重要であることを実感します。
 
 
 

外部工事進行中

整形外科のリニューアル工事で一新された外部サイン
 
改修前は控えめのシルバーの地色で車からの視認性が弱かったため
今回は病院のシンボルカラーであるスカイブルーに一新。
 
周囲の緑を背景に鮮やかでクリアな印象になり
道路を走る車からもはっきり認識できるようになりました。
 
 
 
 
 
内部は改修が終わり、営業が再開されています。
リハビリ室との間仕切収納に納めたモニターも以前より少し高い位置に配置し
見えやすくなりました。
 
 
 
 
 
外壁のアクセントカラーも仕上がっています。
こちらも改修前の控えめな色合いからチョコレートブラウンに改め
より深い色合いが外観の表情に抑揚を与えてくれることでしょう。
 
 
 
 
 
大屋根の庇部分の幕板は耐候性のあるシルバーの塗装で塗り替え
 
 
 
 
 
 
角をはさんで左側が塗り直した部分、
右側はまだ塗り替え前、ガルバリウム鋼板(原板)の状態です。
遠目には汚れやサビをきれいに落とした程度の違いにしか見えません。
 
この部分は塗り替えによって耐候性を確保しつつも
できるだけオリジナルの質感が損なわれないよう、慎重に色選びをしています。
 
 
 

下地工事進行中

工務店から現場の状況を写真で送ってもらいました。
梅雨空のもと、寝室の改修工事が進んでいます。
 
 
 
 
 
もともと寝室の内縁だった部分
壁には断熱材を入れ、天井は下がり壁の高さに揃えて下地を組んでいます。
このあとボードを貼って全面、しっくい塗装で仕上げます。
 
 
 
 
 
寝室の天井裏だった部分
こちらも全面ボード貼りするため下地組が行われています。
 
 
 
 
 
 
押入れだった部分は一旦解体し、クローゼットに作り直します。
風が回りにくく、湿気で結露を起こしやすい部分なので
しっかりと断熱材を充填して仕上げます。
 
 
 
 
 
小屋裏の収納部分
下階の天井の上に床座ができています。
 
漠然とした屋根裏の骨組みだけだった部分ですが
大体の空間の輪郭がわかるようになってきました。
こちらも壁天井にボードを貼って仕上げていきます。
 
 

カピン珈琲 リノベーション

こちらも工事が始まっています。
 
カピン珈琲のご自宅の一部をリノベーションしています。
リビングのリノベーションと同様に既存の天井を取り払い
大屋根の屋根裏空間を生かして大きな吹抜け空間に改めます。
 
手前が寝室部分で、奥の屋根裏部分は大容量の小屋裏収納となります。
 
 
 
 
 
 
もともと内縁だった部分も建具を取り払い、寝室と一体の空間へ。
床仕上げを揃えるため、一旦下地を解体し、床レベルを調整します。
 
 
 
 
 
 
天井を解体してみると、昔の雨漏り処理の残骸が現れました。
 
 
 
 
 
 
こちらは電気幹線の配線。
なぜか2本ありますが、1本はすでに使われていない古い線のようです。
これらが空間に露出しないように、配線ルートを調整していきます。
 
このように解体して初めてわかる建物の傷みや予想外の伏兵が現れたりします。
改修工事では、現場の状況に応じた臨機応変な対応が求められます。
 
 
 
 
 
 
解体で発生した廃材
 
一部屋分の解体だけでも結構な量の廃材です。
改修工事では、解体や廃材処分にもそれなりの費用がかかるため
予算を組むときに、余裕を持った計画をすることも成功へのカギとなります。
 
 

内装改修、大詰め

受付カウンターの仕上げ塗りが完成しました。
色付きの石灰をコテで重ね塗りして磨き上げており
見る角度によっても見え方が違う複雑な表情がです。
 
 
 
 
 
最後に受付のサインを貼り直して仕上がりです。
 
 
 
 
 
 
待合室(手前)とリハビリ室を仕切る間仕切り収納
右の白い壁はマグネットボードで掲示板として使用、
真ん中部分にはデジタルサイネージのモニターがつけられます。
 
 
 
 
 
マジックボード部分に必要なサインを集約してレイアウト
 
 
 
 
 
その他、改修部分のサインも貼り直し、内部はほぼ完了。
週明けから外装の仕上げ工事に入っていきます。
 
 

仕上げ工事、着々

受付カウンターの仕上げ塗り
色サンプルをもとに顔料入りの石灰をコテで塗っていきます。
 
 
 
 
 
コテで塗り広げたのち、表面を磨いていきます。
福田さんによるとイタリアではヘラを使うらしいですが
福田さんは軍手をはめた手で磨き上げていました。
まさに手仕事!
 
 
 
 
 
 
磨かれた仕上げの表面
鏡面上の表面にかすかに周りの風景が映りこみます。
塗装とは違う複雑な表情があって、なかなか渋い雰囲気に仕上がりました。
 
 
 
 
 
レントゲン室のドアにはダイノックシートを張り込んでいます。
シナベニヤの壁仕上げとの色合いもまずまずです。
 
 
 
 
 
こちらはリハビリ室
床のタイルカーペットの貼替えが終わりました。
こちらも当初のものより濃い目で表情のあるものに変わりました。
 
 
 
 
 
 
リハビリ室から待合室方向の見返し
このあと目隠し用の間仕切りを兼ねた収納家具が据え付けられるため
このアングルで見られるのは今日までです。
 
 
 
 
 
 
アクセント壁のビフォーアフター
左側は塗り替えられたダークブラウンの内壁、
右側のグレー色部分と比べると、かなり色が濃いのがわかります。
 
今週いっぱいで内部の改修を済ませ、来週から外部の改修にかかる予定です。