Time Architects Officeでタグ「大津島」が付けられているもの

 

いい天気でした。

 

大津島での島の11月、

今年は例年になく温かくのどかな一日になりました。

以下はフォトレポート。

 

 

いざ、大津島へ。

 

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もうすぐ島。

 

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待合所。

 

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待合所、接近。

 

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たこ焼き、好評。

 

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高森牛。こちらもグー!

 

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のどか。

 

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大津島のイモ汁。おまわりさんも。

 

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オークション by ロータリークラブ。

 

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只只カフェ。

 

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ツーショット。

 

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最後は夕日で締め。

 

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2009.11.9 設計事務所 TIME

 

大津島で毎年恒例のイベントが行われました。

かなり肌寒い一日でしたが、雨が降らなかったのが幸いでした。

 

港に着くと、待合所の外では「あっちこっち」のたこ焼きのおいしい匂いにみんな誘われていました。

自然薯を使ったこのたこ焼きはやわらかくさに粘りも混ざって、タレにも風味あり。

(日頃は徳山駅の構内で食べられるので、そちらもぜひどうぞ!)

 

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海のそばの公園ではいくつかの屋台が出ました。

島のボランティアのお母さんたちのつくったイモ汁はこころと体が温まる。

 

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今年も、島の人たちに伝統の盆踊りを披露していただきました。

この季節に浴衣はちょっと寒そうでしたが、みんな真剣に踊って下さいました。

 

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ちなみに、この踊り、輪になって踊るのは普通の盆踊りと同じですが

途中からなぎなたを振りかざしたり、体をよじったりといろんなしぐさに展開していくのが独特です。

 

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これは、古くは平家の落人から伝わる踊りとも言われているそうです。

 

只只では、吉田次朗さんの作品展とカフェでコーヒーを飲みながらの

ゆったりした午後を味わってもらいました。

Poursuite Du Sucre のプティどら焼きもおいしかったですよ。

 

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茶小屋では、次朗さんのオブジェと花のコラボレーション。

朽ちた竹の右端に色づいた葉っぱを一輪をあしらった侘びの世界です。

 

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厚い雲の垂れ込めた一日でしたが、夕暮れ時にかすかな夕焼けが。

 

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あたりが夕闇に包まれた頃、恒例のライブがスタート。

おおらかな海と空をバックに懐かしいアコーデオンの音色と

楽しいサウンドが響きます。

 

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今年は、県内の若い人が多く参加してくていたのが印象に残りました。

これは、自分のまちにある資源を生かして行われた手作りのイベントです。

日常の中のちょっと違う時空間をたくさんの人に味わって頂いくことができました。

参加してくれた皆さんに、イベントを作ってくれた皆さんに、そして神様に感謝!

 

2008.11.10

設計事務所 TIME

今日は暑かった。

もう11月というのにまだ汗が出る。

そういえば、トンボも飛んでいました。

リニューアルした只只で、収納棚などの追加が出たので打合せに行きましたが

この季節にまだトンボが飛んでいるとは・・・。

 

先週のリニューアル工事が終わり、

新たな只只は順調に滑り出しているようです。

 

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怒涛のような工事の激しさとはうって変わって、

のぉ~んびりした秋の穏やかさが漂っていました。

 

2008.11.6

設計事務所 TIME

 

月曜からの突貫だった只只のリニューアル工事が無事終わりました。

都会のホテルや有名な旅館とは大きく異なる

おおらかで穏やかな自然と、そこに寄り添う素とした世界を堪能できることと思います。

 

最後までぎりぎりの工事だったので写真でお見せできないのが残念ですが

近々、雑誌やテレビの取材が入るそうなので詳しくはそちらでご覧いただけると思います。

新たな展開を見せる只只に乞うご期待ください。

 

2008.11.1

設計事務所 TIME

今日から、只只のリニューアル工事です。

 

一日一組の宿、只只は、

自然を見つめ、自分を見つめ

「時」とじっくりと付き合うことのできる

静かな宿です。

 

しかし、今日から金曜日までは只只の更なる進化のための

突貫工事でしばし戦(いくさ)状態になります。

工事を担当するのは地元の工務店、日光組。

今まで、幾度も突貫の難しい工事を共にしています。

 

今回のメインはこのかまど。

 

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このかまどの存在感を高めるために黒い漆喰を塗っています。

それにしても、どうやったら白い漆喰が黒くなるのか?

そこにはこの職人さんしか知らない秘伝が・・・・。

 

先週からずっと練りこんできたプランが初日にいきなり変更に。

杉板貼りが一部モルタル塗りになって急きょ、段取り。

とにかく、島の工事なので「ちょっと材料を買ってくる」ってことができない。

 

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変更が出るたびに監督さんには迷惑をかけっ放しですが

監督の兼石さんは、すばやい対応でなんとか答えを探してくれます。(いつもすいません)

 

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建具工事の伊ヶ崎さんにも次から次へと仕事が増えるので

段取りがどんどん大変に。

ちなみにこの方、ハンドボール部の大先輩で、今も社会人で監督をされてます。

筋肉で体がはち切れそうです。

 

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この工事では、料理の考え方をさらに進めたため

厨房も大幅にレイアウトが変わります。

そのため、狭いスペースに職人さんがひしめき合うことに。

 

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あっちこっちの取り合いの調整が大変です。

しかし、このチームはみんな付き合いが長いので

お互いにいい連携が取れていて感心します。

 

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戦争のような5日間になりますが

只只はさらなる進化を続けています。

 

2008.10.27

設計事務所 TIME 

このブログで何度も登場している大津島(山口県周南市)で

来月イベントが行われます。

周南市との共同イベントで、今年で2回目になります。

詳しくは、こちらのブログをご覧下さい。

http://shima11.exblog.jp/

 

港に面した公園でフリーマーケットがあったり

昔から伝わる島の盆踊りが行われます。

公園にはおしゃれな屋台が出ます。

この日は只只でもカフェをやります。

そして、夕日をバックにライブが行われます。

もちろん、このブログでも紹介している待合所も全開です。

 

島民300人ほどの鄙びた素朴な島ですが

瀬戸内の穏やかな佇まいのなかで、

しばし、日常のイライラやストレスを忘れることができるよい機会が得られるでしょう。

 

近いのに、遠い。

古いのに、新しい。

初めてなのに、懐かしい気持ちになれる島です。

 

そんな不思議な魅力のある大津島にぜひ出会いに来てください!

 

2008.10.21

設計事務所 TIME 

やっちゃいました!

アキレス腱、切ったいました。

しかも、右足。当分、車の運転もできない。

まさに、足手まとい状態になっちゃいました。

 

明日、手術の予定です。

中学の時、依頼のギブス装着でうっとうしい日々が始まります。

でも、やっちゃったものは仕方ない。

これも、神のご加護と腹をくくって精進しましょう。

 

ということで、

今日は、手術前の一日をねらって大津島の只只へ。

11月に、雑誌やテレビの取材が入るタイミングに合わせて

一部のリニューアルの打合せに行って来ました。

 

この秋から、凄腕のスタッフを迎え

只只のコンセプトをさらに深化させるために

あらゆるシーンを少しずつブラッシュアップしていきます。

 

今日は、コンセプトの強化に向けて充実した打合せをすることができました。

私の足はしばらく使い物にならないけど、それでも只只は立ち止まることなく前進します。

これからも、進化をつづける只只に乞うご期待ください!

 

2008.10.15

設計事務所 TIME 

大津島の宿、小屋場只只に行ってきました。

待合所のオープン以来、約半年ぶりになりますが

港に近づくと活き活きとした待合所の風景が見えてきました。

 

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今日は、この季節にしては随分暑い日でしたが

待合所の扉がフルオープンになって中と外がつながって

それぞれの人が思い思いの場所で船を待っているのが目に入ってきました。

小さい待合所ですが、

船を待つ人にとってのいろんな居場所をつくるという目標が

まさに実現した思いです。

この間の防府のプロポーザルでも提案した「多様な居場所をつくる」ことが

ここではうまく実現されました。

 

待合室の中で、海風を感じながら友達と肩を寄せ合って話をする高校生。

階段状のウッドデッキに腰掛けて海を眺める家族連れ。

さらにその先にある護岸にも腰掛けている友達同士がいます。

待合所の左に設けた大津島産御影石の長いベンチにも釣り客が座っています。

待合所が改修される前に使っていたチープなベンチも屋外で活用されていて

そこにも人が座っています。

まさに、「島のえんがわ」といった風景です。

 

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待合所から外を見ると漁船が視界に入ってきて

暖かい秋の日の、のんびりとした港の風情が漂っていました。

 

2008.10.5

設計事務所 TIME

今日、大津島の馬島待合所の完成記念式典に招かれ、大津島に行ってきました。

昨年の冬から一年以上粘り続けた待合所のリニューアルがようやく終わりついに新たな門出となったのです。

 

式典は、市長や県の関係者、県会議員さんなども参列されていて少し堅苦しい感じでしたが

いい天気に恵まれて海の風情がいっぱい感じられる中で行われました。

 

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晴れ晴れとした本当にいい日になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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春の日差しを受けて海の香りがいっぱいに感じられる待合所。

 

 

 

 

 

 

 

 

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式典には島の野良猫も参加(?)

こいつも島の風情を盛り上げてくれる。

 

 

 

 

 

 

 

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待合所の看板。

只只のオーナーの直筆を地元の芸術家である創芸の高橋さんがデザイン。

公共工事のプロセスでは普通は実現しないことですが

いろんな知恵を絞って島への思いを何とか叶えました。

 

 

 

 

 

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テープカットには市長の他に

島の代表者や小中学校の生徒も参加。

 

 

 

 

 

 

 

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式典のあとには餅まきが行われました。

どおりで、式典の前からギャラリーがたくさんいたわけだ。

 

それにしても

屋上はこういう使い方もできるのだと妙に関心。

 

 

 

 

ところで、問題となっていた外壁ですが

残念ながらもともとの古い外壁はそのまま残すことができませんでした。

 

きれいさより記憶を残すべきだと考えた外壁ですが、結局市長の判断で塗りなおしとなってしまいました。

補修された姿があまりにも荒すぎて島民の方々に賛同を得ることができなかったためです。

自分としては、今でも残す価値はあったと確信していますが

島の人たちに対してはあまりにも過激な発想だったのだと、少し反省しています。

 

それでも、塗り直すにあたって

市長がせっかくだから派手な色を塗るのが良いと言われたのには慌てました。

派手な色なんか塗ってしまったら島の素朴な風情が台無しになってしまうからです。

 

ここは軽井沢や清里のようなチャラチャラした商売の匂いのする場所にしてはならない、

戦争という大義のもとで人間魚雷によって、145人もの若い命が散っていった起点となった島です。

 

鎮魂をこめてあえて地味な姿でなければならないと思い、急いで市長のところに直訴しに行きました。

経緯を説明して市長に何とか思いとどまってもらい、かろうじて地味な姿の待合所にすることだけは死守。

 

古い外壁によって記憶をつなぐことはかないませんでしたが

待合所のもともとの形と素朴なたたずまいは引き継ぐことができました。

そして、新たに、島と海の風情を感じられるフルオープンの待合室と内外をつなぐウッドデッキ、

それに屋上の展望台が追加されました。

 

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島の歴史を受け継ぎながら、

島民にとっての縁側のような場所として、また訪問者との交流の接点として

この待合所によっていろんな時間が積み重ねられていくことを願っています。

 

2008.3.21

設定事務所 TIME

先週の週末はいろいろあって、多忙な日々でした。

金曜は、大津島で酒と肴をつまみながらのプロジェクト会議。

 

一年ぶりに陶芸家の内田剛一、花人の杉謙太郎両氏がそろい、島で陶芸活動を続ける吉田次朗さん、

それに新たにファッションデザイナーの小田さんが加わってチームもパワーアップ。

Casa BRUTUSの3月号にも載っている内田さんは、まだ30代だけど、

やはり考えていることもすごいし、説得力がある。

杉さんも鋭いの感性の持ち主、大津島を「学校の放課後みたいなところ」と評したのは、名言だな~。

それぞれがみな個性的でいろんなアイディアや意見が飛び出してくる有意義な会議になりました。

 

その晩は島に泊まり、土曜日の朝飯を食べて、徳山に戻る。

朝飯で食べた、生ひじきがなんとも美味でした。

 

徳山に戻って、雑用を済ましてから一路、宇部へ。

建築家、西沢平良氏の講演会を聴きに行きました。

 

自分も含め、建築家の思考は専門的で一般人にはかなりわかりづらい。

しかし、その中でも西沢氏はかなり玄人好み。

自分もマニアックだけど、それだけに一度聴いてみたいと思う建築家でした。

 

西沢氏は、近代建築の盲点を指摘しながら、

現代社会に対応する建築とは何かを模索しようとする思考をじっくりと聴く事ができました。

 

「現代はモノの種類が膨大に増えた」→「種類が増えると風景が汚くなる」のに対して

「その膨大な種類に対応する建築」の実践をいくつか知ることができました。

 

日曜日は朝から雪。

家からみえる風景も雪景色。山も家も雪をかぶり全体に墨絵のようになって美しい。

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ふと、昨日西沢氏が言った「種類の多さ」という言葉を思い出した。

雪景色もいろんなものが白い雪でカモフラージュされた結果、景色が美しくなるという風にも言える。

やばい、ついついこういう見方になってしまう・・・。

でも雪景色はやはりきれいですね。

大津島の宿、小屋場只只が雑誌、大人の隠れ宿に掲載されています。

 

img200.jpg 離れの茶小屋もほんのちょっとだけ

載っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

昨日は、宿のオーナーと大津島中学校の総合学習を見学に行きました。

生徒が取り組んでいる島の活性化の課題について聴きました。

 

われわれ、島の外部の人間が島の活性化に取り組むことについて

島の人たちの立場からは賛同や不安もあるのだということを認識することのできる良い機会でした。

過疎の島では、島が良くなってほしいと思う反面、観光客が大勢やってきて、

島の静けさが荒らされるのを不安に思う人も多いということもわかりました。

 

現実的には、観光客で賑わうほどの活性化は難しいと思いますし、

観光の島をめざすのもおかしいと思っています。

人間魚雷回天という重い歴史を背負う大津島は、あくまで素朴な佇まいを持つ島として

その歴史と風情を発信していくことが大事だと考えています。

 

われわれが取り組んでいるまちづくりはそのほんのアプローチになるのだろうと思います。

ということで、工事の進む昨日の待合所の写真です。(屋上の手すりがつきました)

 

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2008.2.21

設計事務所 TIME

木曜日に大津島に行ってきました。

待合所の工事も佳境を迎えています。

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しかし、またひとつ問題が・・・。

(行政のプロジェクトとして、ここまでくるまで、いくつもの難局を乗り越えてきたので

もう動じませんが、それでも今回は最大の山場かも)

 

このプロジェクトの最大のコンセプトである古いものを残し、

そこにくっついている島の人の記憶や素朴な島の風情や

ついでながら風雪を経てきた建物の風化した姿もその汚れも

すべてひっくるめて次の時代につなぐ

という考えを最もあらわす古い外壁の補修された姿の凄まじさが

行政サイドの動揺を招いています。

 

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これがその姿。

(この外壁はこれで仕上がり)

正直、かなり凄まじい姿なので

ここままでよいか一晩悩みました。

しかし、

全部ペンキを塗ってしまったら、

この外壁の履歴が失われてしまい、

二度と時間の記憶は

取り戻せません。

 

ここは、言いだしっぺの自分がこの荒々しい姿を堂々と主張しようと腹をくくりました。

市役所でも、プロジェクトに絡む各部署のスタッフが実際に現場を確認し

その方向で進むことに何とか理解をしてもらいました。

しかし、この姿は公共の場として賛否を巻き起こす可能性も十分に考えられるため、

最終決断は市長にゆだねられることに。

 

ということで、

今の段階でこの外壁がこのまま残るかどうかはまだなんとも言えません。

 

西洋の人間に言わせると、

日本には「無作為」といわれるような表現がひとつの特徴としてあるようです。

作家性を排し、表現の暑苦しさを取り払った清々しさのようなものと言えるでしょうか。

 

茶道の世界でも、正当な天目茶碗に対していびつに歪んだ茶碗を利休が見出したように

洗練して確立されたもののもつ強さからあえて身をかわそうとする感性があります。

 

この外壁はある意味、歪んだ茶碗と私は捉えています。

「無作為」というより「無造作」といったほうが良さそうですが

この破天荒な感覚がまかり通るとすれば

硬直した日本を柔かくときほぐすことのできる可能性はまだ残っているかもしれません。

 

2008.2.16

設計事務所 TIME

今日、大津島に行ってきました。

2年前に設計した「小屋場 只只」のある島です。

先日、ブログで書いた大津島の待合所のリニューアル工事の打合せをしてきました。

 

080119-01.jpg徳山港を出て、巡航船で20分。

工事中の待合所が見えてきた!

 

 

 

 

 

 

 

080119-02.jpg海側の窓を掃き出し窓に改修した大きな開口部が予想以上にくっきり見える!

(右側のオレンジ色の鉄骨部分は、増築されるトイレ棟)

 

 

 

 

 

 

 

080119-03.jpg港について、早速現場へ。

さっきの開口部を反対側の入り口から眺めてまた、オオォー!

海とその彼方の山並みが開口部の額縁に見事にはまっている!

なかなか感動的なシーン。

 

 

 

 

 

080119-04.jpg海に浮んでる漁船ののんびりとした風情。 

島の待合所って感じがイイ。

 

 

 

 

 

 

 

現状の待合所を建替えないで残し、

それを利用してこの場所をレベルアップするという目的は

この風景によってまずは成功したと言えそう。

どんなに新しくてきらびやかな建物にも負けないだけの空間になりそうです。

 

現場では、監督サンや鉄骨屋の社長サンと細かいデザインを調整。

(というか、ほとんど浪花節で無理なお願いをしてばかりですが・・・)

 

現場は調整ごとが多くて、いつも大変だけど

(もちろん工事をする人はもっと大変なんですけど)

この感動がある限りやめられません。やっぱり現場はいい!

 

このあと、工事が進んでいくと、中から外に広がるウッドデッキが敷かれ、

外部には屋上に上る階段がついて、屋上に展望台ができる予定です。

 

2008.1.19

設計事務所 TIME

 

 

 

あけましておめでとうございます。

また新たな年がスタートしました。

TIMEも設計事務所として今年で9年目を迎えます。

今年も気持ちを新たにしてよい建築をつくっていきたいと思います。

 

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さて、自分がこだわってきた「つないでいくこと」が

今年もひとつの形となって実を結びます。

ホームページでも紹介している「小屋場只只」のある

大津島の待合所がリニューアルオープンします。

このプロジェクトでは直接設計図は描いていませんが

待合所を整備するための周南市の検討委員会の

メンバーとして計画案策定に参加しました。

 

素朴な自然が残る一方で、過疎高齢化が厳しい大津島を

都会の人や若者との交流の島として整備するにあたり

敢えて古い待合所の風情を残したいと主張しました。

島の持っている素朴さや島の人々が培ってきた暮らしの記憶を

待合所を残すことで維持し、未来につなげていきたいと考えたからです。

 

当初は、検討委員会の他のメンバーから

古い建物を残すことに反対意見もありましたが

島民代表の方が「壊すのはもったいない」と賛同してくれたおかげで

建て替えではなく既存の待合所のリフォームと一部増築という形で

進めることに決着しました。

 

今、工事が進んでいますが

4月には、リニューアルされた待合所としてお披露目されることと思います。

日本人の培ってきた「MOTTAINAI(もったいない)」という精神を

大津島の待合所は身をもって発信していく場となります。

 

2008.1.2

設計事務所 TIME