待合所完成!
今日、大津島の馬島待合所の完成記念式典に招かれ、大津島に行ってきました。
昨年の冬から一年以上粘り続けた待合所のリニューアルがようやく終わりついに新たな門出となったのです。
式典は、市長や県の関係者、県会議員さんなども参列されていて少し堅苦しい感じでしたが
いい天気に恵まれて海の風情がいっぱい感じられる中で行われました。
晴れ晴れとした本当にいい日になりました。
春の日差しを受けて海の香りがいっぱいに感じられる待合所。
式典には島の野良猫も参加(?)
こいつも島の風情を盛り上げてくれる。
待合所の看板。
只只のオーナーの直筆を地元の芸術家である創芸の高橋さんがデザイン。
公共工事のプロセスでは普通は実現しないことですが
いろんな知恵を絞って島への思いを何とか叶えました。
テープカットには市長の他に
島の代表者や小中学校の生徒も参加。
式典のあとには餅まきが行われました。
どおりで、式典の前からギャラリーがたくさんいたわけだ。
それにしても
屋上はこういう使い方もできるのだと妙に関心。
ところで、問題となっていた外壁ですが
残念ながらもともとの古い外壁はそのまま残すことができませんでした。
きれいさより記憶を残すべきだと考えた外壁ですが、結局市長の判断で塗りなおしとなってしまいました。
補修された姿があまりにも荒すぎて島民の方々に賛同を得ることができなかったためです。
自分としては、今でも残す価値はあったと確信していますが
島の人たちに対してはあまりにも過激な発想だったのだと、少し反省しています。
それでも、塗り直すにあたって
市長がせっかくだから派手な色を塗るのが良いと言われたのには慌てました。
派手な色なんか塗ってしまったら島の素朴な風情が台無しになってしまうからです。
ここは軽井沢や清里のようなチャラチャラした商売の匂いのする場所にしてはならない、
戦争という大義のもとで人間魚雷によって、145人もの若い命が散っていった起点となった島です。
鎮魂をこめてあえて地味な姿でなければならないと思い、急いで市長のところに直訴しに行きました。
経緯を説明して市長に何とか思いとどまってもらい、かろうじて地味な姿の待合所にすることだけは死守。
古い外壁によって記憶をつなぐことはかないませんでしたが
待合所のもともとの形と素朴なたたずまいは引き継ぐことができました。
そして、新たに、島と海の風情を感じられるフルオープンの待合室と内外をつなぐウッドデッキ、
それに屋上の展望台が追加されました。
島の歴史を受け継ぎながら、
島民にとっての縁側のような場所として、また訪問者との交流の接点として
この待合所によっていろんな時間が積み重ねられていくことを願っています。
2008.3.21
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