生野屋の家、棟上げ

生野屋の家、棟上げを迎えました。
 
アトリエの背の高いボリュームと住宅部分の細長いボリュームによる構成が
立体として見えるようになりました。
 
 
 
 
庭側から見たところ。
低く抑えた平屋のボリュームが水平に伸びています。
アトリエまで加えると全幅16.5mの長い家です。
 
 
 
 
棟上げを終えた屋根には棟上げ飾り(幣束)が立てられ、神に捧げられます。
ここにも、古くからのしきたりが息づいています。
 
 
 
 
 
 
上棟式のあとには、餅まきが行われました。
最近は、費用のこともあり、餅まきをすることが少なくなっていますが
祝いの儀式として、みんなが幸せになる光景はなかなかいいものです。
 
そもそも餅まきは「散餅の儀」といって、平安時代ころに始まったことを
工務店の社長が教えてくれました。
餅まきは、災いを祓うとともに、地域のつながりを養う意味もあり
単なるイベント以上に古人の知恵がつまった奥深いものなのですね。