何気ない風景@小郡

まるで兄弟・・・
 
日本特有の美意識「見立て」の手法を用いて
風景をややナナメから見直してみる「何気ない風景」
 
今回は、小郡の商店街から、
 シルバーの鋼板で覆われた2階建ての四角い建物。
 
元々は切妻、平入りの下駄履き住宅ですが
ある時期にファサード改修されて現在の姿になったようです。
 
左右どちらかの店が改修したのを見て
「これはいい!」と思ってお隣もそれに倣ったのか?
それとも、本当に兄弟店で話し合って外観を揃えたのか・・・?
 
真相は定かではありませんが
となり同士で仲良く同じ衣装を着せられた感じが愛らしくもあります。
 

 

2018.4.20 設計事務所 TIME

 

 

生野屋の家、仕上げ工事

アトリエ室内が白い空間へ
 
内装工事も大詰め。
塗装工事が進み、光の陰影がとても美しい空間に進化しています。
 
 
 
 
リビングはやや高さを抑えた傾斜天井の空間
 
構造の梁は現し、天井のビニルクロスによって
明るく広がりのある空間になっています。
 
壁はこのまま?
それもなかなか味がありますね〜
 
んんん〜、悪くない・・・
でも、一応仕上げますよ。
 
 
 
 
 
南側のウッドデッキ
 
手前の手すり状のフレームは布団干し。
機能的になりすぎると野暮ったいので
角材そのものだけで構成した即物的なデザインです。
 
 

ラワンベニヤ選定

昨年改修工事をした川東の家
古いままだった玄関ドアを新調するため
資材倉庫へドアの仕上材の選定にやってきました。
 
 
100枚近くのベニヤ材を1枚1枚と吟味、
その中から10枚程度を候補としてセレクト。
 
 
 
 
 
たかがベニヤ、
されど中には繊細な木目の味のある板があるんです。
 
ラワンベニヤは基本的に下地材、
仕上に用いるためにつくられたものではありませんが
手間をかけて探してみると、
下地材にはもったいないような掘り出し物が出てきます。
 
安物で一般的には見向きもされないような素材ですが
素のままの表情は衒いがなく、欲のない雰囲気にはむしろ上品さが感じられます。
 
 
 
 
 
候補に残ったものを並べて、改めて吟味。
どれも、甲乙つけがたい良い表情です。
 
ちなみに、今回はちょっと木目に癖がありつつも、
品のある表情のものを基準に選んでいます。
 
 
 
 
最終的に選ばれたのがこの2枚。
 
木目は割とマイルドですが、おおらかな表情と温かみのある色合いに
他にはない個性が現れています。
 
古びたアパートの雰囲気がそのまま残る外壁に対し
静かで凛とした表情を見せてくれそうです。
 
 

大津島、さくら茶会を開催しました

大津島のさくら茶会が開催されました。
春が霞むのどかな瀬戸内の海を渡り、大津島へ。
 

 

 

石柱庵のまわりは、桜のモザイク模様に

 
 
 
 
今年の茶会はほんとうに見事な桜とともに行われました。
 
 
 
 
徳山高専茶道部の学生さんによるお点前。
あるがままの自然の庭を背景に、しとやかなお茶を味わいました。
 
 
 
 

生野屋の家、足場解体

生野屋の家では足場が解体され、外観の姿が現しました。
 
道路側に建つアトリエ部分、
ゆるい勾配屋根のギングロのボリュームで
表情は抑え気味ながら、不思議な存在感も現れています。
 
 
 
 
内部も造作工事が進んできました。
こちらは和室の天井、さらっとした印象の杉板張りです。
 
 
 
 
アトリエもほぼ形ができあがりました。
北側(画面右)からの自然の明かりが室内全体に広がっています。
 
 
 

大津島さくら茶会

大津島の石柱庵にて
徳山高専茶道部によるさくら茶会が開催されます。
さくらとともにのどかな春を感じる大津島へ、是非お出かけください。
 
詳しくはこちらへ
 
<アクセス>
徳山港より巡航船で約20分、フェリーで30分
瀬戸浜港より徒歩15分
刈尾港から35〜45分
 
 
 
 

内田文雄先生、講演会

山口大学の内田文雄先生の講演会を聞いてきました。
 
山口大学に赴任されてからの18年の間に
様々な場面でお会いする機会をいただきましたが
今年度限りで大学を退官されるとのことで
最終講演を感慨深く拝聴しました。
 
演題は「耕すように、まちを育てる」
内田先生らしく、ある意味、無骨で泥臭く取り組んできた
建築によるまちづくりの実践をお聞きすることができました。
 
 
 
 
 
象設計集団時代、直接担当された名護市庁舎
 
私も5年前に実際に市庁舎を見学し、
市民に開かれた市庁舎の清々しさを実感しましたが
今回、ご本人から直接お話を伺うことができました。
 
 
 
 
内田先生はこの二つの考えをもとに
一貫した立場で建築に取り組んでこられました。
 
建築というと、
見た目のデザインや華々しい話題性がもてはやされがちですが
本当はもっと大切なことがあるのだという思いが凝縮しています。
 
地域社会に根を生やし、
そこに住む人が元気になり、育っていくための拠り所
 
先生の哲学が改めて胸に刺さりました。