週末連載 スイス・ドイツ112




DSC052259.jpg


カール・フリードリッヒ・シンケルのアルテス・ムゼウム。

列柱が並ぶ堂々とした外観、いわゆる新古典主義のデザインです。
「新」とつくようにこの建築ができたのは19世紀。
紀元前に栄えたギリシャ様式のリバイバルです。

新古典主義といえば、大英博物館が有名ですが
アルテス・ムゼウムはその先輩格にあたります。

しかも、ただのリバイバルではなく
複合機能が空間として幾何学的に構成されているところが新しく
かつ美しく造形されているところにシンケルのスゴさがある、
まさに、玄人好みの建築かもしれません。

大分・熊本視察19




DSC052258.jpg


小国ドーム、1階エントランス。

注目しているのは、2階のスラブ(床)と丸柱の関係。
スラブと柱の間にかすかな隙間を設けて、軽やかに見せています。

スラブ下の梁も幅広にして「薄さ」を強調し
本来、重量感のあるコンクリートを軽快に見せているのです。


塗装工事





DSC052257.jpg


塗装工事が始まりました。
コストの制約もあり塗装仕上になりましたが、
変色が少なく、消臭、防カビ効果の高いアルピナ塗料を使います。

天井に開いた穴は、台湾ヒノキの化粧格子を差し込む穴です。
1本1本ピッチが違うランダムな構成になっています。

アート施設を視察





DSC052255.jpg

久しぶりにやってきました。

大津島プロジェクトは活用段階へ
プロデューサーの内田さんと共に県内の芸術関連施設を視察。
地域づくりと文化の関係を考察しました。
まずは秋吉台の芸術村で施設と取り組みを伺いました。




DSC052256.jpg

山口市のYCAMでは活用方法の多様性について。
ライブスタジオの客席が地下に格納される仕組みを見学。
ひとつの空間で多様な使われ方ができるように考えられた設計思想を伺いました。

その後周南に戻って、今後の展望を考えるミーティング。
今回の視察をアレンジしていただいた山口大学の藤川先生も交えて議論。

藤川先生は現代美術の意義やビエンナーレの研究をされており、
地域づくりにおける文化の関わり方について多くのヒントを頂きました。


週末連載 スイス・ドイツ111




DSC052242.jpg


ニューナショナルギャラリーの内部、ガラス面足元のグリル。

いわゆるペリメーター(内外の境界)部分の空調吹出し口ですが
特注グリルは肉厚の磨き仕上になっています。

特筆すべきは
グリル部分の御影石が盛り上がるようにデザインされていること。
実に優美で品のあるディテールで、さすがミース!と思える部分です。

まさに God is in the detail なのですね。


主役登場




DSC052251.jpg

天井に台湾ヒノキの梁が取付けられました。
梁と言ってもあくまで飾りですが、この空間の主役がついに登場です。




DSC052252.jpg

天井直下に照明用レールも兼ねた100角の梁、
それと直交する梁は梁成250、長さ7.2m。
かんなで仕上げず、ノコの引き跡をそのまま見せています。




DSC052253.jpg

家具工場では造付家具の製作が進んでいます。
これすべて台湾ヒノキ、
工場中にツーンとするヒノキの匂いが広がっています。




DSC052254.jpg

ライブキッチンのカウンター、
一番いい木目のものを幅ハギで仕上げます。

あまりに贅沢な素材ですが、これだけの木目の台檜を使えるのは
人生でも最初で最後かもしれません。


日進月歩




DSC052248.jpg

中央町の家、基礎工事進行中です。
それにしても、最近の基礎は大きいですね。




DSC052249.jpg

アンカーボルトを設置しているところ。
レーザーで正確なレベルをチェックしながら据えています。




DSC052250.jpg

この基礎屋さんは鋼製型枠を使っていて
専用の金具でボルトを固定ています。

これだと、前後左右の位置を正確に出すことができます。
基礎工事も日進月歩で進化しています。