週末連載 スイス・ドイツ106




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そびえ立つ石碑の群れ。

2700以上もの石碑には人の背丈を超えるほどのものも。
かすかな起伏のある通路は車椅子でも巡れる幅を確保しています。

10年以上の議論を重ねて完成したホロコースト記念碑、
様々な批判や葛藤を克服し、実現されたこと自体がすごい。

翻って、
国立競技場を結局「お金の問題」でしか議論できない日本は
反省すべきテーマを完全に見失っているかもしれません。

大分・熊本視察16




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大分県立美術館、1階の展示ホール。(写真はオープン前)
通りに面する開口部はくの字に折れ上がり、全開します。

まちに開き、まちとつながる美術館は
収蔵庫のような窮屈な従来のイメージを打破。

リアルなつながりが手薄になる中、
市民にとっての強力な磁場となりそうです。



週末連載 スイス・ドイツ105




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矩形の石碑。

濃いグレーの無表情な石碑の数々、
そこから犠牲者たちの苦悩がにじみだしているようです。

ホロコーストはあまりにも重い歴史ですが
ドイツ人もユダヤ人もそこから目を背けません。

平和とは、この悲劇を冷徹に表現することで実感するものなのかもしれません。


プロジェクト進行中




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サンルートの実施設計締切り、期限ギリギリで図面アップしました。
耐震化のためこの通路と左のレストランの一部を減築。
それに合わせてレストランも大幅リニューアルです。



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午後からは光の英会話学校の現場へ
私が事務所で缶詰めになっている間に
大工の有井さんが少しずつ丁寧に仕上げてくれています。

床、天井とも杉の無節の上物、
壁は我が家と同じインシュレーションボード、酸化チタン塗装。
からだにやさしい仕上です。



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これから設計打合せが始まる虹ヶ浜の住宅。
境界沿いのブロック塀、その奥の畑、そして後ろの松並木がつくる風景がとても良い。
解体するのが惜しいくらいの佇まいです。



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日が傾くころ、末武下の現場へ

二世帯、54坪のボリュームながら工期が短いため
たくさんの大工さんが入ってがんばってくれています。
少しずつ、インテリアの輪郭がはっきりしてきました。

ショールーム打合せ





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お施主さんと新山口のショールムへ。

システムキッチンは造付にすることも多いのですが
今回はコストを抑えるため既製品を使います。

それにしても収納への情熱が半端じゃない。
世界中でこれほど収納にこだわったキッチンはないのではないでしょうか。

将軍塚青龍殿と茶室




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京都東山の頂きにある将軍塚青龍殿。
京都を一望できる舞台の広さは清水寺の4.6倍あるそうです。

左端にうっすらと見えるのはガラスの茶室「光庵」。
吉岡徳仁氏によるデザインです。


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手前のベンチもガラス製。
補助的に支えるフレームも鏡面仕上で、
存在ははかなく、モノとしての境界も曖昧です。

茶室としての趣については種々意見がありそうですが
自然とダイナミックに向き合おうとする意欲作です。